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  1. 越前市議会 1994-12-05
    12月07日-02号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    武生市議会 平成 6年12月第 6回定例会          平成6年第6回武生市議会定例会(第2号) 平成6年12月5日の会議に引き続き、平成6年12月7日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│           平成6年第6回武生市議会定例会議事日程           ││                        平成6年12月7日午前10時開議 ││  第 2 号                                  ││ 第 1  議案第 95 号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正に ││            ついて                          ││ 第 2  議案第 96 号 市長等の給料その他の給与に関する条例の一部改正について ││ 第 3  議案第 97 号 教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正について││ 第 4  議案第 98 号 武生市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について ││ 第 5  議案第 99 号 武生市職員の退職手当に関する条例の一部改正について   ││ 第 6  議案第103号 武生市市税賦課徴収条例の一部改正について        ││ 第 7  議案第100号 武生市ガス供給条例の一部改正について          ││ 第 8  議案第101号 武生市簡易ガス供給条例の一部改正について        ││ 第 9  議案第102号 工事の請負契約の変更について              ││ 第10 議案第 84 号 平成6年度武生市一般会計補正予算(第2号)       ││ 第11 議案第 85 号 平成6年度武生市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号) ││ 第12 議案第 86 号 平成6年度武生市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2 ││             号)                           ││ 第13 議案第 87 号 平成6年度武生市下水道特別会計補正予算(第2号)    ││ 第14 議案第 88 号 平成6年度武生市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) ││ 第15 議案第 89 号 平成6年度武生市農業共済事業特別会計補正予算(第1号) ││ 第16 議案第 90 号 平成6年度武生市老人保健特別会計補正予算(第2号)   ││ 第17 議案第 91 号 平成6年度武生市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2 ││            号)                           ││ 第18 議案第 92 号 平成6年度武生市水道事業会計補正予算(第2号)     ││ 第19 議案第 93 号 平成6年度武生市ガス事業会計補正予算(第1号)     ││ 第20 議案第 94 号 平成6年度武生市工業用水道事業会計補正予算(第1号)  ││ 第21 一般質問                                │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  議案第 95 号 議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について 日程第 2  議案第 96 号 市長等の給料その他の給与に関する条例の一部改正について 日程第 3  議案第 97 号 教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部改正について 日程第 4  議案第 98 号 武生市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について 日程第 5  議案第 99 号 武生市職員の退職手当に関する条例の一部改正について 日程第 6  議案第103号 武生市市税賦課徴収条例の一部改正について 日程第 7  議案第100号 武生市ガス供給条例の一部改正について 日程第 8  議案第101号 武生市簡易ガス供給条例の一部改正について 日程第 9  議案第102号 工事の請負契約の変更について 日程第10 議案第 84 号 平成6年度武生市一般会計補正予算(第2号) 日程第11 議案第 85 号 平成6年度武生市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号) 日程第12 議案第 86 号 平成6年度武生市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 日程第13 議案第 87 号 平成6年度武生市下水道特別会計補正予算(第2号) 日程第14 議案第 88 号 平成6年度武生市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程第15 議案第 89 号 平成6年度武生市農業共済事業特別会計補正予算(第1号) 日程第16 議案第 90 号 平成6年度武生市老人保健特別会計補正予算(第2号) 日程第17 議案第 91 号 平成6年度武生市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号) 日程第18 議案第 92 号 平成6年度武生市水道事業会計補正予算(第2号) 日程第19 議案第 93 号 平成6年度武生市ガス事業会計補正予算(第1号) 日程第20 議案第 94 号 平成6年度武生市工業用水道事業会計補正予算(第1号) 日程第21 一般質問  =======================================3 出席議員(28人)     1 番 吉 田 津 義 君         2 番 関   正 美 君     3 番 池 田 芳 男 君         4 番 増 田太左衛門 君     5 番 玉 村 正 夫 君         6 番 上 田 忠 男 君     7 番 橋 本 亮 一 君         8 番 福 田 修 治 君     9 番 嵐     等 君        10番 長谷川 仙一郎 君    11番 蔭 山 千代治 君        12番 山 本 清 内 君    13番 玉 川 喜一郎 君        14番 江 指 傳兵衛 君    15番 伊 藤 藤 夫 君        16番 山 影 忠 裕 君    17番 前 田 修 治 君        18番 井 上 幹 夫 君    19番 金 子 芳 巧 君        20番 高 森 保 治 君    21番 片 粕 正二郎 君        22番 玉 村 和 夫 君    23番 道 上 利 美 君        24番 光 川利右衛門 君    25番 芦 田 盛 治 君        26番 宮 本 義 利 君    27番 西 生 和 秀 君        28番 石 本 幸 夫 君4 議  事        開議 午前10時03分 ○議長(井上幹夫君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議の遅刻届が片粕正二郎君から参っておりますので、御報告いたしておきます。 なお、本日の会議において、報道関係から写真撮影の申し出があり、議長においてこれを許可いたしましたので御了承ください。  ================ △日程第1 議案第95号~日程第4 議案第98号 ○議長(井上幹夫君) 本日の日程に入ります。 日程第1議案第95号議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてから日程第4議案第98号武生市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての4案を一括して議題といたします。 本4案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 私は、ただいま議題になっておりますうち議案第95号、96号、97号についてお尋ねをいたしたいと思います。 今回の提案で、議員の報酬及び市長なり三役などの給与改定という提案でありますけれども、市長もこの議会の提案説明の中で冒頭に述べておられるように、経済環境が今なお厳しく、非常に不況のこの折に、市長の給与を初め議員報酬を上げると、引き上げるということは、これは市民感情に照らしてみても私はどうかなというふうに思うわけでありますけれども、報酬の審議会、そういった中でこういう状況を見た中での引き上げに対してどのようなお話がなされたのか、この引き上げに対して否定的な意見はなかったのかどうか、ひとつそういう点もこの際お聞かせいただきたいのと、市民生活のそういう状況の中と比べて理事者はどのように考えておられるのかひとつお聞かせをいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 福田総務部長。 ◎総務部長(福田国男君) お尋ねの件でございますけれども、その件につきましては、報酬審議会の各委員さんの中から、今回の議員報酬、特別職の報酬の引き上げにつきましては、議会の方に対しましては魅力のある議員として活躍していただきたいという御注文がございましたし、今回の報酬の引き上げにつきましては人事院勧告もあったということでやむを得ないんじゃないかという、そういう御意見も出ております。そういうとこが報酬委員さんの中から出た御意見でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 議員が魅力のある議員として、市民に役立つ議員として頑張らなきゃいけないと、これは我々議員が立候補したときからそういう決意を持って臨んできているわけでありまして、当然でありますけれども、今、議員報酬についてだけ申し上げれば、これは以前勉強会でも学ばせていただきましたけれども、議員の報酬というのは生活給ではないと、活動に対する費用であるというふうに言われてきておるわけであります。しかしながら、実際に議員を専門でやっていこうと思いますと、なかなかこれは現状では大変厳しいわけでありますけれども、私も議員専門でやっておりますけれども、確かに高過ぎるというふうには思いませんし、現状が、しかし民間企業でも、給料が安いから上げてほしいといっても、これは足りないからそんなら上げましょうというふうにはなかなかいかないというわけです。これはもう御承知だと思いますけれども、そういう状況の中で、我々議員が報酬等に対して、これを引き上げていくということは、私はちょっと考えもんだと思いますし、また市長並びに三役の方々にいたしましても、やはり行政の長として市民の上に立つといいますか、そういう立場としては一定我慢をしていかなけきゃいけない、そういう状況にあるというふうに思います。また、武生市も財政的に見ても、いろいろと市民生活に本当に行き届いた財政措置が行われるような、そういった余裕がある財政でもないというふうに考えますし、そういう意味では、この際三役並びに我々議員も我慢をしなきゃいけないときもあるんじゃないかと、そういうふうに思いますけれども、そのことについて市長はどのような御見解を持っておられますか、お聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) ただいまの御意見でございますが、議員並びに特別職の報酬値上げにつきましては、そのたび報酬等の特別審議会にお諮りをいたしまして、御意見を拝聴し、それらを尊重いたしながら提案をさせていただいたわけでありますが、御案内のとおり、今回の改定に当たりましては、昨年はそうした経済状況をかんがみまして自粛をさせていただいた経緯がございます。したがって、今回は、人事院勧告等の基準にも倣いまして、その状況を判断をいたしまして今回の値上げを答申をいただいたわけであります。また一方では、適正な議会活動、議員活動としてはまだ非常に低いのではないかというような御意見も、前回もこうした議案の提案の段階であったかと思っております。したがいまして、今後にありましては、市民の負託にこたえるべく適正な活動を通して、また私どももその任に当たります以上、最大の奉仕者としての責任を感じながら、これからも一生懸命取り組んでいきたいという決意をいたしております。したがって、今回の報酬審議会の御意見を尊重させていただき、今回の提案となったわけでございますので御理解をいただきたいと存じます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 石本幸夫君。 ◆(石本幸夫君) 95号並びに96号につきまして御質問を申し上げます。 まず、いつも私は申し上げておりますが、現在の議員報酬というのは、今ほど前田議員も申しておりましたように、いわゆるそれだけで議員専業という立場では安過ぎるということもあります。ただ、報酬でございますから生活給ではないわけです。そういう面では非常に難しい問題を含んでいると思いますが、ほかの市、私は視察に行きまして報酬なんか聞きますと、大体市長の報酬の半分が大体議員報酬と、議長報酬じゃなしに議員報酬、武生の場合には、ちょうどこれで見ますと、議長の報酬が市長報酬の大体半分というところまで達しているわけです。従来から見ますと、相当改善をされてきているというふうに考えておりますが、やはり十分な議員活動を行うためには、市長報酬の半額程度をめどに将来議員報酬というのは考えていただいた方がいいのではないかというふうに思うのでありますが、これにつきましてはひとつ助役の方から御答弁いただきたいと思います。 それから、議案96号につきましては、今回もちろん値上げをされたことについてはやむを得ないと思いますが、通勤手当が新たについたわけです。市長並びに助役が通勤手当をもらうということはどういうことなのかというふうにこれは思うんですが、文面だけ見てみますと、市長、助役というのは市の公用車で行ったり帰ったりしているでしょう。この人に通勤手当を出すというのは何でかなという疑問があるわけです。文面だけでいきますと、そういうぐあいに解釈できるわけですが、どうなっているのか一遍御見解を賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 堀江助役。 ◎助役(堀江藤一郎君) 議会の議員の皆さんの報酬については、ただいま石本議員がおっしゃられましたように、いろいろの形態があるわけでございまして、私どもも議会の報酬については、決してこのことは高くないというふうな形の中から、報酬審議会に諮ってそれらのことは改善を図っていくべきだというふうな基本的な考え方は持っております。 ただ、やはり報酬審議会にかかる以上、そのことで報酬審議会で妥当と認めていただく過程もございますし、市民感情もございますので、今ほどおっしゃられたことを趣旨にしながら、今後ともそういうふうなことを報酬審議会と相談していくことであろうというふうに考えておりますので、大変多様な考え方があろうというふうに思っておりますが、専業に議員をやっておりますと今の報酬では足りないという御指摘もありますし、いろいろの面があろうかと思いますが、ただいまの御意見を受けとめながら、今後とも報酬審議会でそのような形が諮られるべきであるというふうに考えておりますので御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 福田総務部長。 ◎総務部長(福田国男君) 今回、通勤手当を上程さしていただきました理由は、今回市長、助役につきましては条例上はのっておりますけれども、支給はいたしておりません。他市の7市の状況を見ましても支給はいたしておりません。今回、収入役につきまして特別職という扱いで報酬を、給与を出そうと、支給しようということになりましたので、今回教育長に通勤手当をつけるということにいたしました理由でございまして、質問の中には出ておりませんけれども、教育長の報酬も今回は特別職という扱いをさせていただきたいと。そうしますと、今まで支給いたしておりました管理職手当、そういうものは今回は入りませんので、今回は通勤手当を条例上に上程させていただいたという理由でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 石本幸夫君。 ◆(石本幸夫君) そうなりますと、96号の従来寒冷地及び寒冷地手当寒冷地手当及び通勤手当に改めておるというふうに書いてあるんですね。そしたら、ここに条例ではそうなっていても支給しないということですか。支給しないんなら別に改正する必要は私はないんじゃないかと。条例に書いてあったら、きちっとやっぱり条例どおり支給するのが当然だというふうに私自身は考えるんですが、市長、助役、収入役については通勤手当は出さないと、条例上はそう書いてあっても出さないということなら改正する必要はないんではないかと。教育長の場合には今御説明がありましたからわかりましたし、例えば収入役ですと、公用車での送り迎えはありませんから通勤手当を出したって別にいいんじゃないですか、教育長に出すんなら。ですから、そこらあたりのことをきちんとやっぱりやってもらわないと、96号で書いてあるけれども、出さんのですと。それで、教育長は出すんですと、それなら収入役はどうなるんやと、別に収入役は公用車で送り迎えしているわけではありませんから、そこらあたりの均衡というんですか、そういうものもやっぱり考えてやってもらわないと困るんじゃないかというふうに思うんですが、もう一回御見解をいただきたいと思います。 それから、議員報酬につきましては、当然市民感情とか、一遍にたくさん上げると報酬審議会で認めてもらえないということも当然起きてくると思うんです。ただ、私が申し上げていますのは、何年かかけて長い目で見て、長期的な視野に立って、将来は議員報酬は市長の大体半分ぐらいになるようにしてほしいと思うがどうですかと、別に今直ちにせいというふうに私申し上げているんではないんで、やっぱり何年かかけてそういう水準まで持っていくということは私は大切だというふうに思います。ほかの議員さんもみんなそう思っていると思うんですが、やっぱり自分の報酬のことについてはみんな言うのは嫌で言わないんだろうと私は思うんですが、ほかの市へ行きますと、大体そこらあたりが一つのめどであるということだけは申し上げて、3年なり5年かけてそういう水準までぜひ上げていただきたいというふうに、これは要望いたしておきます。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(井上幹夫君) 福田総務部長。 ◎総務部長(福田国男君) 収入役につきましては通勤手当を支給いたしております。これから支給するということでございます。それから、市長、助役につきましては、7市の状況を見ますと、他市の助役の中で自家用車で通っておられる助役もおられるということで、他市の場合は通勤手当を支給しておるところもございます。そういう意味から、本市も市長、助役、三役につきましては通勤手当という科目を設定して、条例にのっておりますので御理解賜りたいと存じます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 石本幸夫君。 ◆(石本幸夫君) わかりました。いわゆる公用車で送迎の場合には通勤手当は出さないと、しない場合には出すということですね。そういうぐあいに理解すればいいんですね。 ○議長(井上幹夫君) 質疑を終結いたします。 本4案につきましては総務委員会に付託いたします。  ================ △日程第5 議案第99号・日程第6 議案第103号 ○議長(井上幹夫君) 日程第5議案第99号武生市職員の退職手当に関する条例の一部改正について及び日程第6議案第103号武生市市税賦課徴収条例の一部改正についての2案を一括して議題といたします。 本2案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 質疑を終結いたします。 本2案につきましては総務委員会に付託いたします。  ================ △日程第7 議案第100号・日程第8 議案第101号 ○議長(井上幹夫君) 日程第7議案第100号武生市ガス供給条例の一部改正について及び日程第8議案第101号武生市簡易ガス供給条例の一部改正についての2案を一括して議題といたします。 本2案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 私は、議案第100号、議案第101号の武生市ガス供給条例の一部改正についてと武生市簡易ガス供給条例の一部改正についての中身について質問を行いたいと思います。 この提案の最後の部分で、供給管の工事費用を使用者負担とする場合の改正についてということで、供給管の新設工事については本市負担となっているが、使用者の申し込みにより位置替えを行う場合は一般ガス同様使用者の負担といたそうとすると、こういう条例の一部改正の提案であります。これ事前に聞きますと、理事者の方へ聞きますと、今まで簡易ガスの場合にそういう条例の規定がなかったので新たにつけ加えるのだと、こういう説明でありました。といいますと、新たにそういう簡易ガス使用者の申し込みを受けた場合はこれまでと負担がふえていくわけであります。そういう点で、具体的にどのように今後負担がされていくのかまず最初にお聞きをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山口環境整備部長。 ◎産業整備部長(山口幹雄君) 一般ガスであれ簡易ガスでありましても、お客様が初めてこのガスを御使用いただく場合には、公道またはそれに準ずる用地の中に埋設してありますガスの本管からそれぞれ分岐をいたしましてお客様ごとにガス管を引くわけであります。その場合に、公道またはそれに準ずる用地の中にあります分岐する管が供給管でございまして、一般ガスの場合にはガス事業者が負担をしていると、新規の場合に限りまして。ただし、お客様の都合でその場所を変えてくださいという場合には、お客様の申し込みですからその費用を負担をするというのが一般ガスの場合は明記をされているわけでございます。簡易ガスの場合には、この供給管に匹敵する装置が今までなかったわけでごございますが、今後需要家を開拓していく場合にそういう状態が出てくる可能性がございます。そのときに、やはり一般ガスと同様、公平を保つために今回条例の改正をさせていただきたいというのが趣旨でございますので御理解をいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) それで、私の考え方を申し上げさしていただければ、市民の立場に立って、できるだけ市民の負担を抑えようとしていく、こういう立場に立つならば、逆に私は、一般ガスで取っているその負担と、使用者からの負担というのをやめる、こういうことこそ市民負担をできるだけ極力抑えると、こういうことになろうかと思います。そういう点で、私は、いろいろな負担を市民に加えるということについては極力抑えていく、こういう立場で私は条例の一部改正等をやっていってほしい、こういうふうに思いますが、市長のこの点での考え方をお聞かせ願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山口環境整備部長。 ◎産業整備部長(山口幹雄君) 議員さんが言われます趣旨はわからないでもございませんけれども、ガス事業の場合は水道事業と違いまして公営と民営があります。それをやはり統一的に御指導をいただく場合には、武生市に限りまして供給管に匹敵する部分、今申されておりますその部分をガス事業者が何もかにも負担をするということでは、かえって今度は料金原価にはね返る可能性が出てまいります。だから、必要なものは最低限御負担をいただくというのが本来の趣旨だというふうに思っておりますりで、やはり御理解はいただきたいというふうに思います。 ○議長(井上幹夫君) 質疑を終結いたします。 本2案につきましても総務委員会に付託いたします。  ================ △日程第9 議案第102号 ○議長(井上幹夫君) 日程第9議案第102号工事の請負契約の変更についてを議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 伊藤藤夫君。 ◆(伊藤藤夫君) ただいまの議案についてお尋ねをいたします。 私どもは9月議会で、旧公会堂の改修工事に伴う予算といたしまして、それまでの2億円に加え追加1億7,000万円近くを議決をいたしました。この議案はそれを踏まえての具体化でありますので、予算内容でなくして工事の変更内容そのものについてのみお尋ねをしたいというふうに思います。 この改修変更の主な理由につきましては、後ほどの補正予算でも提案をされている絵画展示のための美術館構想を念頭に置いてのものと理解をしております。そこで、お尋ねをいたしますけれども、今回の改修によって旧公会堂は公立の博物館としての法律的な条件に合致する建物となり得るのかどうか。今回の改修に関して、その道の専門家や文化庁関係者のアドバイス等は受けてこられたとは思いますけれども、その辺がどうなのかお尋ねをいたします。 また、念のためにお尋ねをいたしますが、私は、9月議会で、この建物の改修に伴う工事の予算としてはこれが終わりだというふうに質問をして、そのとおりですという部長の答弁をいただきました。そのことに変わりはありませんか改めてお尋ねをいたします。 それから、今回の契約金額と既に認めた予算との差額はまだ9,000万円近くあるわけでありますけれども、これらについてどのようなものを後から予定をされているのか、またそれらを使う執行時期などもある程度わかっておりましたらお答えをいただきたいと思います。 次に、提案では2階に美術展示室を設置をするということでありますけれども、その展示室が完成した場合、通常的な利用形態として、絵画であれば何点ぐらいまでの展示が可能となりますかお示しをいただきたい。 また、1階には歴史文化資料展示室が設置されることになっておりますけれども、この展示室と美術展示室はその設備や内装などのレベルについてどの程度の質的な違いがあるのかお答えをいただきたいと思います。 最後に、この旧公会堂の活用方法が話題になったそもそもの発端は、建物が古くなって不特定多数の利用者の使用には耐えられないと、こういう説明から起きたわけでありますけれども、今回の改修によってそれらの不安や不備な点は再点検と十分な対応が行われていると思いますけれども、具体的にこれこれこのような点だということがあればお示しをいただいて、改めて市民の皆さんの前に、これは安全でありますというような旨の宣言もした方がいいんじゃないかというふうに思っておりますので、その辺についての御見解もお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 博物館としてどうだというようなお尋ねでございますが、9月の中旬に、東京国立博物館の学芸部長さんに現地に来ていただきまして施設面のいろいろな御指導を得たわけでございます。それに基づきまして設計をしたわけでございます。11月に入りまして、11月の中旬過ぎでございますが、文化庁の文化財保護部美術工芸課の文化調査官の大塚さんのところに行きまして設計書に基づく事前協議をしたわけでございます。したがいまして、これらの権威ある方の御指導に基づきまして設計書をつくったと、こういうことでございます。 それから、工事の追加分がまたあるかどうかというお尋ねでございますが、今回でもう全部終わりでございます。もう追加はございません。 それから、ほかの工事の残金がまだあるわけでございますが、これの設置、工事発注時期でございますが、これにつきましては、美術用の収蔵庫の設置工事、それから展示ケースの設置工事等を発注する予定をいたしておりますので、ある程度内装工事が終わり次第発注する予定をいたしております。今のところ2月ごろになろうかなと、かように考えております。 それから、内装でございますが、内装工事につきましても、2人の先生方からいろいろ御指導を受けまして1、2階とも同様な内装工事になっております。 それから、点検あるいは安全性についてでございますが、これは過年度、昭和62年でございましたか、そういったコンサルタントに点検をしていただいたわけでございますが、そのときにいろいろと検査をしていただきまして、若干強度的には、つくったときから比べますと相当年数もたっておるというようなことで、若干は強度的に弱体化はしておるが、支障はないと、こういうようなことでございまして、そのほかいろいろと御指摘があったわけでございますが、そういった箇所につきましては既に改修を施しているわけでございます。 公会堂の今までの経緯でございますけど、今までに改修といたしましては、昭和22年に各種の改装をしておりますし、さらに2回目としましては昭和33年にホールその他各室の改装等をやっております。さらに、少し大きくなりますと、昭和48年に相当額をかけましていろいろと内部改修、あるいは弱っているところの補強をした経緯がございます。そういったことでございまして、平成元年に調査に基づきまして、これは400万円ほどかけまして外壁のひび割れ修理だとか、あるいはモルタルの浮き処理だとか、そういった措置をいたしておりますので当面まず支障がないものと思っております。 なお、展示数につきましては教育委員会の方からちょっとお答えさせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 2階の絵画の展示でございますが、大体20号から25号ぐらいの絵画ですと約50点ぐらいが展示できるスペースを設けてございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 伊藤藤夫君。 ◆(伊藤藤夫君) おおむね理解をいたしました。ただ、私、公立博物館ということをお聞きをいたしまして、それぞれ権威のある方から御指導をいただいているということでありますから安心をいたしましたけれども、御案内のように、公立の博物館を設置をいたしますと、博物館法という法律がございまして、その中の法令、法の施行令とか施行規則、あるいは公立博物館の設置及び運営に関する基準というものなどがかなり細かく示されているわけでありますので、このことは、これから開館をするまでにはかなりの時間があると思いますけれども、十分目を通して万全の措置をとっていただきたいというふうに思いますし、この中には、例えば学芸員の配置、あるいは学芸員の法というんですか、そういう配置とか、博物館の常設に関する条例をきちっと設けなさいとか、あるいはまた博物館の運営に関する博物館協議会の設置、こういったものについてもそれぞれ条文の中で明記をされておりますから、これらについて十分市民の皆さんに不安を招かないようにきちっとしていただきたい、このことを要望しておきます。見解があれば、お答えいただいても結構でございます。 それからもう一つ、国は博物館を設置する地方公共団体に対しまして博物館の施設とか整備に要する経費、その他必要な経費の一部を補助することができると、こういう条文もあるわけでありますけれども、今回は改修ということですから適用にならないのかどうかわかりませんが、こういう法律の補助対象にならないのか、検討された経過などを含めてあればお答えをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 私どもも補助金につきましては十分検討をいたしまして、いろいろ調べたわけでございますが、今回は改修ということで、指導を受けました先生方も補助の対象にならないということでございますので、してございません。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 今ほど伊藤議員から御指摘がありました点につきましては、これからクリア、開館に至りますまでには幾つかクリアしなければならない諸課題がございます。慎重を期して悔いのない、落ち度のない会館にするためにこれから十分検討をさせていただきたいということでございますのでよろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 議案第102号ですが、ただいま伊藤議員の方から工事の請負契約の中身、今後の予算はどうなっていくのかというような質問がありましたので、それについては省きますが、ただ私もこれについてはもう何回となく一般質問で質問させていただいていますが、その中で特にこの公会堂保存再生についてはやはり私たちの本当に武生市民にとっての大きな財産であると、そういうような観点から今回総額で9月の議会で1億6,900万円、そしてトータルしますと、平成5年、6年が1億円ずつということで、6年が1億6,000万円、総額では3億6,976万2,000円の予算計上があるわけです。その中で、やはりこのぐらいこうした大規模な改修をされるということでございますから、これがやはり武生市の町の中で今の蓬莱の再開発、または駅南、そして駅北、そして市役所周辺、これを一体化した中でその公会堂の位置づけとして長期的な展望の中でどのような考えを持っておられるかお伺いをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 今回公会堂が再度改修されることによって、博物館、美術館構想にのって改修をさせていただくわけでありますけれども、これらが完成をいたしますと、今ほど最近の状況といたしまして、ドーナツ化現象に伴い中心市街地の衰退が非常に論議をされております。したがって、今武生市といたしましては、先般受けました地方中核都市構想等にものりまして駅南、北、さらには蓬莱再開発、そして今日まであります町並み整備事業等を通しまして、いわゆる核づくりになるのではないかということを期待をいたしておりますし、この由緒ある公会堂を後世にでき得る限り正しく、また意義あるものとして伝承するためにも非常に価値高いものであるという認識をいたしております。したがって、この施設が活力あるまちづくり、そして武生市の市風にふさわしい風格のある格調高いまちづくりのためにも一段と役立てていただけるということを確信をいたしまして今回の改修事業に取り組んでおりますのでよろしく御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) 市長の方から答弁がありましたが、私もそういうふうな形で進めていただくというのは大いに結構だと思いますし、今までも保存再生についても私もその一人として市長に御提案をしてまいりました。その中で、美術館についても、そういった方向で展示的なそういうようなことにしていただきたいというような要望もさせていただきましたが、その中で、今回は行政として市民にも大いにそういうような意味を伝えていただきたいと思いますし、また長浜、また小布施も官民一体とした町になると思います。こういうものも武生市として今回初めてテストケースとしてやっていくわけでございますから、その運営の方法、これについてどういうふうに考えておられるのか答弁をお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 運営等につきましては、先ほど伊藤議員からも御質問がありましたが、これからクリアをしなければならない課題の中で段階を追って整備をさせていただきたいというふうに思っておりますので、そうした時期を計らってまた御相談をさせていただきたいと存じます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 江指傳兵衛君。 ◆(江指傳兵衛君) この公会堂の問題につきましては、この間の協議会でも私もしたように、最初から二転三転としたわけでございますが、昨年、御承知のように、郷土資料館ですか、こういうふうにするというようなことで一応の決定を見たと思ったら、また変化があったわけですが、それはそれといたしまして、実は9月の議会でこの問題が出まして、たしかそのときは1階を郷土資料館、2階を美術館ですか、にするというふうなあれを承ったわけでございますが、今これを見ますと、また1階の部分にも美術品の収蔵庫をこしらえると、こういうふうな御提案でございます。といたしますと、また郷土資料館の方がスペースが小さくなると。御承知のように、武生市は古い文化の都市でございますから、大塩の窯跡群の跡からも大きな鴟尾が出ておるというようなことでございますし、またいろいろと埋蔵文化財があると。聞くところによりますと、農協の倉庫を1つそっくり借って、その中へ出たもんを全部詰まっていると、幾ら倉敷料を出しているのか知りませんが、そういうあれもあることでございますし、それからまたお聞きしますところによりますと、市内に散らばっているいろいろな古文書類、また美術品なんかでも、もし市の方で保管する適当な場所があれば寄贈いたしたいと、そういう希望もあるというようなことも聞いておりますし、それから今収集、収蔵をしなくてはならない昔からの民具も相当市内に散らばっているはずでございます。最初、昨年の12月の時点におきまして、郷土資料館というようなことで、そのレイアウトを聞いたわけでございますが、これは1階、2階をすべて郷土資料館にすると、そして武生市の歴史を一堂に集めて各小学生に勉強してもらうとか、またほかのところから来ていただいた人に見てもらうとかというふうなことで説明を受けたわけでございますが、あの由緒ある残さなければならないという公会堂をそういうふうに使うのは本当に最も適したものではなかろうかと私たちは考えていたわけでございます。たまたまこういう美術品のそういう話が出まして、こういうふうになった経緯がわからないわけではございませんが、1階部分になった、名前がどういうふうに、ここでは歴史文化資料展示室ということに書いてありますが、今度できた、だんだんと小さくなってきたこの資料室には一体何を主にしてやられるおつもり、例えば埋蔵文化財を主にしなさるんか、それとも昔からの古文書とか、そういうものを展示するおつもりか、これ一つだけではそんな全部はなかなかできないだろうと思うんですが、一体何を主にしてこの歴史資料館の方はそういうふうな機能を持たせるつもりか、それ1点お伺いしたいのと、それから、私、いっしょなところに博物館と、それから美術館が、小さい博物館と美術館が一つの建物にある、それもだんだんだんだんと小さくなって、どっちか、美術館なら美術館、博物館なら博物館であれだけの建物を使うのはすばらしいことだと思いますが、それ相当の効果があると思いますが、それをまた半分にちぎって、下は博物館、上は美術館ということになりますと、だんだん規模が小さくなるんですが、将来において新たな構想で、また本当に美術館を何かそういう発想があって、今は佐伯祐三の記念館になると思うんですが、それだけで置くつもりか、またほかのやつも、お聞きしますところによりますと、武生市が持っている絵画なんかでも相当いいやつがあるというようなことですが、これらも含めたそういう構想をたとえ少しでもお持ちになっているのかどうか、その辺のところをひとつお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 1階部分でございますが、1階部分につきましては従来どおり郷土のゆかりの歴史、また文化財等関係のを展示する予定でございます。 ただ、収蔵庫につきましては、1階部分も初めから収蔵庫があったわけでございますが、その収蔵庫を美術用の収蔵庫に直すだけで、スペース的には同じでございます。 なお、大塩窯跡群のレプリカ、それから議員御指摘の埋蔵文化財等を当初のとおり展示する計画でおります。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 武生市はおかげさまで大変古いそうした文化財であるとか、いろいろな財宝が民間あるいは公的な立場も含めまして大変たくさん保有をいたしております。御指摘のように、埋蔵的なものを発掘をいたしましたものは、点数ではどのぐらいになったか、ちょっと私数は把握いたしておりませんが、農協さんの倉庫をお借りをいたし、そこにも収納をするほどにいっぱい今あるわけでありますが、いずれもそれらは貴重な資料でございますので、担当課の方で修復をするものはし、または保存するものはするべきものとして整理をいたしながら今保管をいたしております。また、そのほかに絵画であるとか書であるとか、いろいろなものを民間の方々が持っておられることも承知をいたしております。したがって、武生市といたしましては、歴史文化の都市という標榜をいたしておりますことからいたしまして、さらにそれを特徴づけていかなければならないということについては基本的な考えとして持っております。また、そういう意味から、先般、叔羅であるとか、手軽なものをつくることによって市民により多く展示する、公表する機会を設ける意味での施設の整備もさせていただいておりますが、美術館あるいは博物館構想というものにつきましては、長期構想の中では当然入っておるわけでございまして、将来に向けてはそうした方向づけをしっかりしていかなければならないというように考えておりますし、今回の公会堂の修復によって再現をされるべく、その施設の運用につきましては、これは先ほども伊藤、玉川議員の御質問にもありましたように、適切な運用を図り、そして市民の皆さん方により多い機会を提供することをもってこれからも運営に当たっていきたいというように考えておりますので御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 江指傳兵衛君。 ◆(江指傳兵衛君) 先ほど事務局長の方から、2階部分の絵画の展示は大体50点程度というふうなことをお聞きしたんですが、今佐伯先生の、佐伯祐三の作品は寄贈、それから購入を合わせて大体50点ぐらいというふうに聞いているんですが、50点全部を2階の方へ飾ってまいりますと、1階の部分の収蔵はどういうふうな目的で使われるのか、それ1点と。 それから、1階の博物館のところは埋蔵文化財を主にするんですね、そういうふうに理解したんですが、そうすると、ここまだしばらくの間はほかのことには手が出ないと思いますが、いわゆる古文書類とか、今申しました古文書類とか、それから特に民具類、民具類も相当あると思うんですが、これらの収蔵といいますか、それらもこれからの検討課題にしていただきたいと、そうしなければだんだんと散逸してしまうと、こういうふうな気がしますんで、今の埋蔵文化財ももちろん大切ですが、民具類もやはり大切だという御確認だけをいただきたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 展示、現在まで寄贈をいただいておりますのは37点でございます。それから、1階の部分でございますが、1階の部分につきましては、現在発掘品を修復しているわけでございます。なかなか修復につきましては時間がかかるものでございますので、修復でき次第、展示をしたいというふうに考えております。 なお、発掘品の中で鴟尾という大きなものがあるわけですが、それらも1階の部分に展示をしていきたいというふうに考えております。 なお、民具類でございますが、これも市民の皆さんからいただく点数があるわけでございますが、味真野の里に谷口家という民家がございます。そこに民具を置く場所を私ども設けまして、土間とか、そういうところへ現在飾ってあります。また、御寄附をいただければ、そのような展示の方法をとりたいと思っております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 蔭山千代治君。 ◆(蔭山千代治君) ただいま議題となっております102号の件でございますが、内館の改装については今ほどたくさんの皆さんからの御説明で大体わかったわけでございますが、私は、立場を変えまして、この武生市のイメージアップの中で景観の中から外壁を、何か創建の当時の寒水の洗い出しというようなことで改装したいというような提案があるわけでございますが、これについて、最近やはりどこの町の中も景観づくりと、それとやはり建物、町に合ったそのイメージカラーというものがどんどんと取り入れられている時代ではないかと、こう思うんですが、そういう面において、武生市には景観づくり推進委員会があるわけでございますが、そこらあたりも十分検討をされて、今提案されている洗い出しの寒水仕上げにされるのか、その点をひとつお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 十分景観あるいは色につきましても関係機関と協議をいたしまして、そういったもののふさわしいようにしていきたいと、かように考えておりますのでひとつよろしくお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 蔭山千代治君。 ◆(蔭山千代治君) そうしましたら、このカラーというのは何か色が出るわけですか、普通寒水というか、白の何か御影石の砕いた、そういう石の張ったみたいな、そういう仕上げになるんですか、それもう一度お願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 現在、もとは鉄筋コンクリートになっているわけでございます。その上に洗い出しがしてあるわけでございます。さらにその上に、大分色があせているというようなことでモルタル吹きつけみたいな格好になっているわけでございますが、今回そのモルタルをとるわけでございます。そのときに、もとの色合いのが出てくるだろうと思いますので、それらを専門家に分析していただきまして、そういった色合いにしていきたいと、かように考えておりますのでひとつよろしくお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 蔭山千代治君。 ◆(蔭山千代治君) やはりまちづくりの中で周辺の皆さんもやはり建築にデザインを入れながら、やはり色も、いろいろとカラー、イメージアップに考えているわけなんです。そういうこともよくかみしめて、ひとつ周囲とも協議しながら、やっぱり美術館なら美術館、歴史館なら歴史館らしさのやっぱりカラーというものが非常に大事でないかと、こう思うんです。そういう点を十分研究していただくように要望しておきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 金子芳巧君。 ◆(金子芳巧君) 先ほどの江指さんの意見に関連をいたしますが、この収納庫についてお尋ねをいたしますが、今ほど来各議員から収納庫についていろいろ御意見が出ておりますが、私は、越前の里に立派な収納庫が設けられてあるというのを見てもおりますし、その収納庫を今度は並行して、公会堂の収納庫に並行して利用できないものかなということが1点と。 現在、越前の里の収納庫については、中はもう満杯になっているのか否かということをお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 越前の里の収納庫でございますが、これも私、ことしになって何回か見たわけでございますけど、中につきましては、従来の倉庫のような状態でございまして、美術品を入れるような収納庫の形態とはなっておりません。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 金子芳巧君。 ◆(金子芳巧君) 美術品を収納できるような状態じゃないということでございますが、私はあそこに千代鶴神社の宝刀が保管されておるということを聞いておりますが、これは質問からちょっとそれるように思いますけれども、千代鶴神社の宝刀となると、これは美術品でないといやないんですけれども、判断の相違で変わってきますけれども、そのような宝刀を収納されておるということに対してでは、今の公会堂におきますところの収納庫との比例と申し上げましょうか、内容が変わりますけれども、向こうの方で、越前の里の方で若干の修復をすれば収納できるものであれば、公会堂をもっと有効なスペースを保って市民の負託にこたえられるんじゃないかなというふうに考えますので、この点再度お尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 私どもも指導をいただいている中で、収蔵庫と、それから展示場につきましては距離がなるべく離れていない、同一の建物内ということで御指導をいただいておりますので、例えば絵画の展示をする場合、越前の里からいちいちこちらへ持ってきて展示をするという方法はなかなか不便でございますし、また難しい面がありますので、同一建物内で展示、または収蔵をするということで御指導をいただいて現在まで行っているわけでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 金子芳巧君。 ◆(金子芳巧君) 先ほどから指導指導という言葉が再三出ておりますけれども、指導ということは非常に大事なことでございますけれども、実際現実武生市が持っておる収納庫を私はいかに利用するかと、利用させるかというのが理事者じゃないかなというふうに考えます。 なお、要望として申し上げておきますけれども、非常にスペース面において手狭ではないかという意見が出ておる関係上、もっと前向きに、越前の里は空っぽであっても、こっちは窮屈であっても、そこへ詰めるんだというんでは納得はできないと、市民も多分納得をせんと思いますけれども、もっと片方であいた倉があるんだから、今は車社会ですし、歩いて担いで持っていくのでないんですから、その辺も考慮してスペース問題に取り組んでいただきますよう要望いたしておきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 御要望でございますので承っておきたいと思いますが、武生市には、先ほど申し上げましたように、また先ほど各議員からも御質問がありましたように、今回の公会堂の運営に当たりましては、これから幾つかそうしたステップを踏んでいくわけでありますが、収蔵庫、公会堂の中に収蔵庫というのは、ちょっと触れられておりましたけれども、美術館法であるとか博物館法というものがございまして、その中に一つの位置づけがなされております。そういうものを専門の方々の御指導をいただいて今やるということで御説明を申し上げております。武生市には、今ほど御指摘のように、恐らく味真野苑にありますあの資料館、あそこの収蔵庫、あそこは収納庫になっておりますけれども、あの収納庫を有効に活用しなければならないというのは私どもも今しっかり反省をいたしております。したがって、そのまま活用できる部門と、あれを改修しなければならない部門もございます。したがって、あそこに収納ができるようなものについてはどんなものか、そして有効にあの収納庫を活用するために、先ほどいろんな分野がありますから、それを分類をいたしまして有効活用をしていきたいということ、あわせてあそこにも展示室がございます。その展示室もかなり時間を経ておりますので、かなり市民の皆さん方からの苦情も私どもも聞いておりますので、これは当然のことながら将来に向けていろいろと改修をしていかなけりゃならないだろうというように思っております。 それからもう一つは、先生方の指導ということは、あくまでも私どもの考えておりますことと、ただいま教育委員会が申し上げたようなことは当然そのような方針で取り組んでまいりますけれども、その段階で、そうした先生方の御指導をいただいて、やはりここはこうすべきだというような御指導があるとするならば、やはりそうした御意見も尊重しながら今後は取り組んでいかなけりゃならないということのある意味での幅は持っていることを御理解いただきたいというふうに思いますので、補足させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(井上幹夫君) 質疑を終結いたします。 本案については総務委員会へ付託いたします。  ================ △日程第10 議案第84号 ○議長(井上幹夫君) 暫時休憩いたします。        休憩 午前11時03分        再開 午前11時17分 ○議長(井上幹夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第10議案第84号平成6年度武生市一般会計補正予算第2号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 高森保治君。 ◆(高森保治君) 私は、絵画寄贈につきましての調査費である300万円のことにつきましてお尋ねをいたします。 この中には報償費等々を含めての金額でございますが、私は、この絵画寄贈についての選定委員というものを選定する基礎を市長はどのようにお考えになっているかをまずお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 選定委員につきましては、去る全員協議会でいろいろ御要望、御指導をいただきましたことも考慮いたしまして、またこれまで佐伯祐三の絵画のことにつきましていろいろと御指導、御助言もいただきました先生方を中心に交渉をいたしてきております。その先生方は、日本の美術界、また文化的な活動の中で有名でもあり、また権威のある方でございまして、申し上げたこともあろうかとも思いますが、河北倫明先生、西川新次先生、陰里鉄郎先生、富山秀男先生、4名の方にこれまでいろいろ御指導をいただいておりますので、4名の方をまず選定委員にお願いし、そのほか、また若い方で、特に洋画専門の鑑定も十分できる先生を御1名現在のところ今交渉をしているところでございます。多分この5名の方に選定委員がお願いできるというふうに思っております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 高森保治君。 ◆(高森保治君) 私は、この選定されておいでになります作家自身あるいは評論家等々の方々につきましては何ら異論はないわけでございますけれども、美術館というものを構成する場合に、あるいは美術館というものを今からつくろうとする場合にいかなるような手だてが必要であるかということについての選定委員が私はまず必要でないかと思いますのは、特に武生は新しい一番最初から美術館構想があって、こういうふうな規模でやりますよというような格好での美術館をつくるわけではございませんので、あくまでも公会堂というものを改修するという一つの武生独自の表現方法である美術館であるということ、あるいはその中には篤志家が存在しておいでになるということ、あるいはその篤志家がその絵画をお持ちになっているんでなしに、完全に寄贈される人が別個においでになるということ、というようなことで、私は、美術館の構想ということについて一般的な格好での指導をされておいでになりますことについての河北先生らのいろんな御指導というものは、武生市にとりましてはいささかその方向性が違うのではないかと思うんですけれども、こういうようなことを加味した選定委員の選出というのも理事者としてはお考えになる必要があるのではないかと思いますので、さらにこの5名の方以外に選定委員というものは、武生の特殊な美術館構想を持っているがゆえの選定委員というものの追加というものをお考えになっているかどうか、これをお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 先ほどもこれまでの経緯について申し上げ、選定委員をお願いしているというふうに申し上げたわけでございますが、美術館を、つまり箱物をつくってから絵を入れたいという考えであれば、今高森議員がおっしゃられましたような手順になろうかと思いますが、今回の場合は、佐伯祐三という得がたいすばらしい作品であると、その作品を美術館に入れたいということで、作品の方がやはり先であったということでこのようなことを考えているわけでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 高森保治君。 ◆(高森保治君) この間も私どもは和歌山県の美術館へ絵画の寄贈あるいは購入等々につきましての御意見を伺うべく視察をさせていただきましたが、確たる証拠があり、しかるべきその審査についても、あるいはその絵の値打ちにつきましても、いろいろと万人の方々がこれはもう間違いないものであるというようなものでありましても、しかるべき審査会あるいは調査会、あるいはいかに運営をしたらいいかという運営委員会、二重三重にわたっての、それからまた多岐にわたるいろんな方々からの御意見を聞く会を経てこういうような絵画の寄贈あるいは購入を受けるというのがもう普通であると言われているわけでございますけれども、先ほど申しましたように、武生市は特殊な関係でありますがゆえに、しかるべきこの優秀な方々の選定委員というものにつきましては何ら異論を申し上げるわけではございませんけれども、武生市が今現在抱えておりますこの美術館構想についての基本的な格好での選定ということについては武生市独自の物の考え方が存在してもいいのではないかなと、こういうように思うわけでございますが、私の言っていること、わかりますかね。そういうようなことにつきまして、私は、さらに選定委員というものは武生市の皆さん方が納得のいく選定方法を今教育長がおっしゃったその5名で満足しているようには思われないからあえて今申し上げているわけでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 佐伯祐三のこのたび武生に関する作品につきましては発表されていない作品であるというところに非常に真贋論争も含めましていろいろなことが起きているんじゃないかというふうに思うわけでございますが、この作品のことについて、また選定のことにつきましては、個人的な感情とか利害なども多少含まれた風聞が余りにも多過ぎるというようなことで、かえって私は全国的なレベルの高い選定委員の先生方に御依頼申し上げた方がいいのではないかというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 高森保治君。 ◆(高森保治君) この選定委員の方々に真贋云々ということをお願いしているというようなことは私一言も申し上げておりませんし、真贋であるというようなことを言うているんじゃないんです。現在の武生市が公会堂を美術館という格好にするということは武生市独自の考え方であるから、こういうような全国的に美術館構想というものを十二分に熟知された方々の選定委員云々ということも必要でございますけれども、武生独自の美術館をつくるということにつきましての選定委員の中には、この優秀な方々にプラス武生市を少なくとも代表することができるような市民の代表なり、あるいは議会の方からでも、理事者の方からでも、民意を十二分に反映することができるような選定委員の構成にしたらどうかということをお伺いしているんです。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 高森議員の御質問の要旨、私なりに理解をさせていただいております。したがいまして、今ここで御提案の選定委員と申しますのは、今回、先ほど教育長が申し上げましたように、佐伯祐三画伯の絵を中心とする対象を設定をいたしまして選定委員会というものを今設置をいたそうといたしておるわけでございます。したがって、御案内のとおり、選定に当たりましては、今回は絵画でありますけれども、美術館によりましては、全国のそれぞれの美術館によりましてはそのほかの美術品も相当数多くあるわけでございますが、それぞれの立場で選定委員会がその都度選定をされるというのが、委員に就任をいただくというなのが通常の例かと思います。したがって、これから武生市にありましては、今回は今ほど教育長が申し上げましたような方々に今日まで御指導あるいは御助言をいただいておりますので選定委員としてお願いをいたしておるところでございまして、今ほど高森議員の申される公会堂のこれからのあり方、あるいはこれから個性のある武生の立場としての公会堂を美術館にするというようなことについてのいろいろな御意見を聞く機会、これについては、私は選定委員会というよりも、むしろいろいろな形で今日まで議会でもいろいろ御相談をいただきまして、資料館にするべきだとか、いろんな経過を経てまいりましたけれども、そうした中で、今後にありまして例えば館の運営であれば運営委員会であるとか、あるいは購入については購入に携わられる直接な委員会であるとか、その都度の委員会というものは当然設定されるべきだというように理解をいたしております。したがって、これからもこの公会堂を美術館構想に基づいて、法的な規制もありましょうし、先ほどからの御提案もありましたが、それらを十分踏まえまして一つ一つクリアをいたしながらよりよいものにしていきたいということでございますので御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 高森保治君。 ◆(高森保治君) 私は、この選定委員のことにつきましての設定は── ○議長(井上幹夫君) 簡潔にまとめてしてください。 ◆(高森保治君) (続)いいんですが、選定委員の前に、少なくとも予算的には6月、9月と、物をつくるという一つの予算が提出されておりますけれども、その予算をつくるということについての中での委員会なり、今市長がおっしゃいましたように運営委員会とか審査委員会とか調査委員会というものがあって、そしてこういうような選定委員会というのが僕は順番としては出てくるんではないかと、かように思いますので、しかるべき今市長がおっしゃいましたようなことについてのそれぞれの公的な委員会というものの設置を要望いたしておきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 嵐等君。 ◆(嵐等君) 今ほど高森議員の方からも旧公会堂の美術館構想に限ります絵画選定調査委員のことについて、私もこの点についてお伺いしたいと思います。 これ先ほど教育長の方から、佐伯祐三の絵を公会堂に寄贈していただくというようなことは、これは前々の11月25日の全協のときにもいろいろと論議がなされたわけでございます。私もこういう絵画の面についていろいろとおかげさまでこういうことがありまして、今先ほど高森さんもおっしゃいましたけれども、和歌山の美術館とか、あるいは倉敷の大原美術館とか、あるいはいろんな本で教えていただきまして、佐伯祐三の絵が大変立派な美術館に展示されるということはよくわかりました、おかげさまで。そういう面からいたしまして、全協の中、あるいは中でも佐伯祐三の絵が38点寄贈されると、そして11点が購入されるというふうに私は聞いたわけで、これはもう間違いないことだと思います。そのお金を文化振興基金の方から出すと、してみますと、今文化振興基金が今平成5年の末で大体5億2,000万円ちょっとあるというふうに私は聞いているわけでございます。このお金、買うのか買わないのか私はわかりませんけれども、その辺についてちょっとお伺いいたしますけれども、どうしても私、いろいろとそういううわさが出ているわけでございますけれども、どうしても38点プラス11イコール、(「5億円入っていない。」と呼ぶ者あり)そういううわさが流れているわけでございますけれども、確定はしていませんけれども、そういうお金から、寄贈されたお金から出すというように聞いているんですけれども、その辺について1点お聞きしたいと思います。 次に、今美術館構想でございますけれども、これ佐伯祐三の絵ばかりでやるのか、ちょっとお聞きしたいと思いますけれども、先ほど公会堂の改修契約の中で展示室が、2階の展示室がちょうど20号から25号の絵がちょうど50点ぐらい飾れるというふうに教育委員会の事務局長の方から答弁があったわけでございますけれども、ちょうどうまいこと合うんですね、大体佐伯祐三の絵が20号から25号の絵ぐらいでないかなというふうに思うんですけれども、これだけ飾るのか、それとも今美術館といいますと、どうしてもこれ後佐伯祐三の記念館にするのか、あるいは資料館にするのか、またそういうことももう一度再度これをお聞きしたいと思います。 それから、いろいろと今佐伯祐三、教育長の方から佐伯祐三、佐伯祐三といろいろとお話がありましたけれども、この絵が大体いつごろ、この間全協のときにも市長のあそこの絵で私5点と、写真で38点見せていただいたわけでございますけれども、その絵が大体いつごろ入ってくるのか、その辺のところをちょっとお聞きしたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。
    ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) ちょっと前後をいたしますが、絵画の点数につきましては、先ほど申し上げましたように、20から25号ぐらいが50点展示できるわけでございまして、現在の計画では、佐伯祐三の絵のみを計画をいたしております。 それから、佐伯祐三の絵、この間5点公開したわけでございますが、そのほかの絵につきましても今修復の見積もりの徴収をしているわけでございまして、その後、予算計上いたしまして、修復し、また開館に合わせまして公開をいたしたいというふうに考えております。 それから、この間全協の中で購入のお話が出たわけでございますが、私たちも全協の御意見等を十分に尊重いたしまして、やはり選定委員会でそういうことも一応お諮りをして、その後に購入等を考えたいと思っておりますのでひとつ御理解を賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 嵐等君。 ◆(嵐等君) 今ほど局長の方から、佐伯祐三の絵を展示するというようなことで、これはわかったんですけれども、選定委員会の方でこれから購入方法も検討していくというようなことで、大体これ選考委員さん、今先ほど教育長の方から4名の方がなられるというふうにお聞きしたんですけれども、これ大体いつごろこういう委員会を設定してなさるのか、ちょっとその点お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 実は全協の中でも早急にというような声が強かったわけでございまして、現在、教育長を中心にしまして各選考委員の先生方に連絡を取りまして、できればもう早急に選考委員を委嘱したいというふうに考えております。 また、教育長もこの件につきましては電話等で十分に連絡を取っておりますので、一応ほぼ内諾は得ているというような感触でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 嵐等君。 ◆(嵐等君) 今局長の方から早急に早急にって、あしたも早急ですし、いろいろとその辺のところがちょっとまだわかりにくいんですけれども、大体めどをつけていただいて、早くこれこういう選定委員会を設けていただいて、そしてこの絵について、やはりなかなか市民感情も高まっているときでございますので、どうかひとつこの辺のところは早く選定委員会を設けていただいて、市民の方にわかるように発表していただきたいなというふうに要望いたしまして、私の質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 1点ばかりお聞かせをいただきたいというふうに思いますけれども、この補正予算で見ますと、社会福祉総務費の中の扶助費の重度身障者医療費追加分でありますとか、あるいはまた乳児医療費助成費の追加分ということで出ているわけでありますけれども、おかげさまでことしから3歳未満児の乳児医療費が補助されるということ、それからまた10月からはこれら助成対象となる入院患者に対して病院給食の有料化がされたわけでありますけれども、これらに対しても県と市で補助をしていくという、こういう制度ができて、いわゆる社会的な弱者と言われている方々に大きな支えとなってきているわけでありますけれども、これに関連してお尋ねをしたいと思うんですが、今こういった方々のほかに、いわゆる年金だけで生活しておられる高齢者の世帯、ひとり暮らしでありますとか、あるいは高齢者世帯、こういう方々、年金が大体月4万円程度でお暮らしになっていると、入院いたしますと、1日700円の1カ月2万1,000円の入院費がかかりますし、さらに給食費は1カ月1万8,000円かかるということで、これは年金だけで生活されておられる方々にとってはなかなか払えない金額というふうになっているわけです。したがいまして、私は、新たに高齢者が安心して医療を受けられるように、こういった高齢者の方々、年金で暮らされておられる高齢者の方々に対しても入院給食の助成をぜひ、これは市の単独になろうかと思いますけれども、考えていただきたいと、必要だというふうに思いますので、そういったお考えはないのかどうかひとつお聞かせをいただきたいというふうに思いますのと。それからまた、以前からも申し上げてきましたが、この医療費助成は、これは償還払いということで、一たん市役所の方に書類を提出して、それから後に返ってくるという制度です。これを、何度も言ってまいりましたが、鯖江市などのように、ぜひ窓口で無料にしてほしいと、お金を持っていかなくても診療が受けられるようにしてほしいという、これはますます強い市民の要望となってきておるわけでありますけれども、入院給食費もあわせて窓口でぜひ無料化にしていただきたいというふうに思うわけですが、その辺のところは依然として取り組むお考えはないのかどうかもこの際お聞かせをいただきたいというふうに思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 安井市民生活部長。 ◎市民生活部長(安井清美君) ただいまの入院時の給食費用の高齢者への助成についてというお尋ねでございますけれども、この件につきましては、本年の10月から健康保険法が改正をされまして、入院時の食事についてはその費用の一部を患者の自己負担ということで導入がなされてきておるところでございます。この制度の趣旨につきましては、入院時の食事についても、家庭でも要しております程度の定額の一部をすべての人が負担することによりまして入院、在宅等におけます費用負担の公平化を図るというようなことでございます。この一部負担につきましては、平均的な家計におけます食費を勘案したものでございまして、低所得者層につきましても十分なる配慮がなされているというふうに考えておるわけでございまして、県におきましても、特に今ほど議員がおっしゃられました重度障害者、またひとり親の家庭等におきましても経済的に大きな不安を与えるということから、また乳幼児につきましても、少子化が進行する中で子育ての環境づくりを一層推進をするために食事の一部負担につきまして2分の1の助成ということを実施をすることになったわけでございまして、本市におきましても、これらの趣旨を踏まえまして申し上げましたような対象者に助成をいたそうとするものでございます。 議員御指摘の高齢者への助成でございますけれども、年々増高する老人の医療費の負担の均衡、あるいは保健サービスの一貫性等を基本にいたしまして、昭和61年、平成3年度と2回にわたりまして老人保健法の抜本的な改正が行われてまいりまして、高齢化社会に向けて老人に対する総合的なケアの体制が整備をなされてきているところでございます。したがいまして、現状におきましては、これら高齢者に対します助成の対象というようなことにつきましては非常に困難でないかなというように考えているところでございます。 また、2点目の医療費の助成に関しましての償還払いの件でございますけれども、前回も上田議員の方からも御質問がございましたように、一部コルセット等につきましては現金給付というような形を現在検討中でございまして、したがいまして全面的にこういった窓口での給付ということにつきましては非常に難しい面もあろうかと思いますので、ひとつ御理解を賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 乳幼児とかひとり親家庭、それから重度障害者の方々、こういった方々に対する配慮と同じように、やはりこれまで御苦労をいただいた高齢者の方々に対する配慮、これも当然必要なことだというふうに思うんです。今度の入院給食の有料化にしたこの制度、これがそもそもの間違いでありますけれども、こういった、しかしながらこういう制度を国がやってしまった以上、やはり武生市民の健康や生命を守っていかなければいけないと、暮らしを守らなければいけないと、こういう立場に立ってこの武生市のやっぱり、そういう立場でぜひ高齢者の方々に対してもそういった思いやりのある制度をぜひやっていただきたいということを強く要望しておきたいというふうに思いますし、また窓口給付にいたしましても引き続きぜひ研究をしていただいて、医療機関とも相談をされて市民のニーズにこたえられるようなことをお願いをしたいというふうに要望しておきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山影忠裕君。 ◆(山影忠裕君) 3点ばかし質問をいたします。 まず、1点目でございますが、市債についてお尋ねをいたします。 今回住民税減税補てん債を中心に4億4,670万円を補正をいたしておるわけでございますが、住民税減税の4,400万円に対する今後の措置ということで、当然国から充当をされるというふうに伺っているわけでございますが、今後の見通しはどのようになっておるのか。 それから、今回個人市民税あるいは法人市民税合計で1億3,000万円の予算からの減額になっておりますが、この4億4,000万円イコール今回の減税、平成6年度の減税ということで見合っているのかどうか、その辺お尋ねをしたいと。 それから、トータルで市債が20億50万円に及んでいるわけでございますが、この償還等の条件を見ますと、ほとんどが6%以内の利率でと、こういうふうになっておりますが、この住民税減税分に対する金利についても、これもまた交付税等措置されると思いますが、6%以内とありますが、全体ではどのような金利の推移になっているのか、表現は6%以内ということになっているわけですが、表示が金利の低下の今日もう少し低下をさせた表示にできないものかどうか、その辺もあわせてお尋ねをします。 それから次に、農業振興費で1点お尋ねをいたします。 35ページでございますが、特産ブランド化強化事業補助金ということで110万円計上されております。これも聞くところによりますと、武生の菊について少し全国ブランドとして菊ワインというような、そういう方向で現に走っているというふうに聞いておりますが、武生にはなかなか名産というふうに言えるものが数少のうございます。全国ブランドとして果たしてどうかということになりますと、なかなかそこまでいっていないのが現状ではないかと、このように拝察するわけですが、このブランド特産化についてこれからどのように意気込んでおられるのか、委託もされているようにお聞きをするんですが、武生市としての意気込みをお尋ねをしたいと思います。 次に、説明書の43ページの交通安全施設整備費、土木費でございますが、案件を見させていただきますと、交通安全施設整備費、これは5005号線の歩道かと思います。2,945万9,000円が減額になっております。組み替えだろうと思いますが、物件移転補償費に3,117万5,000円計上をされております。これは組み替えということでストレートに理解をしたいわけですが、交通安全施設整備の歩道の進捗なり、この用地交渉といいますか、あるいは買収等がどのようにこの分推移をして減額になっておるのか、この辺お尋ねをしたいと思います。 以上、3点です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 福田総務部長。 ◎総務部長(福田国男君) 市債についてお答えをしたいと存じます。 今回、特別減税ということで市税に対しても影響がありまして、今回5億8,700万円の減収という形になります。それに対しまして75%交付税で見ましょうということで、それのちょうど75%で4億4,000万円を今回計上させていただいた理由でございます。 それから、利率でございますけれども、利率につきましては、今議員さんがおっしゃられましたように、6%という限度ということになっておりますが、現在は4.5%で推移いたしておりますのでよろしく御理解賜りたいと存じます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 交通安全費でございますが、これは今議員さんおっしゃったように、5005号線、これは4中の通学道路で、歩道を設置するものでございます。総延長1,100メートルぐらいあるわけでございます。当初民地と官地の境界がわからなかったもんですから、そういった補償金額が上がってなかったわけでございますが、測量の結果、相当多数がこの物件にかかると、こういったことで、この物件補償をことし解決し、若干用地買収もあるわけでございますが、これらをこれから交渉すると、こういうようなことでございます。委託料も若干上がっておるわけでございますが、これにつきましては組み替えというような格好でございますが、用地測量あるいは橋梁の詳細設計もすると、こういうようなことでございますのでひとつよろしくお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中産業経済部長。 ◎産業経済部長(田中栄三君) 特産ブランド化の件でございますが、各市町村、村興しで非常に特産化に力を入れているわけでございます。武生にも特産は数多くあるわけでございますが、菊の町武生ということで、5年前から菊の栽培を強力な施設補助のもとに今推進しているわけでございますが、こういった菊を一年じゅう見れるようにしたい、また菊を食して食べてみたいということで食用菊などをやっておるわけでございますが、今回、見て、食べて、飲んでいただいて、お土産に持って帰っていただくということで、菊ワインを今つくったわけでございます。 今後の意気込みということでございますが、各ブランドの推進について、全力的に推進する中で、このワインにつきましてもことし当初でございますので5,000本製造したわけでございます。来年度は消費の拡大をねらいまして1万本造成の目標でございますので、その折、またひとつよろしく御協力のほどをお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山影忠裕君。 ◆(山影忠裕君) 1点目の住民税減税分につきましては、75%を交付税で見てもらえるというようなことでございますが、たしか100%見てもらえるというような、そういう見通しは果たしてないのかどうか、かたくそのまま文字どおり75%ということでわかりますが、そういう見通しはどうなのか。 それから、4.5%ということにつきましては、やはり実態と限度6%という違いがあるわけでございまして、限度金利の低減というんか、こういうものはもう自治法等で制限されておりまして、そういう表示にならないのか、もう少し実態金利と近づけた限度金利の設定ができないのかどうか、ちょっとこれ素人なんでわかりませんので再度お尋ねをいたします。 それから、2点目の交通安全施設整備費につきましてですが、民地、官地の境界等のるる問題が判明して、なかなかその辺をきちっと調査チェックをしてということでございますが、特に困難性という点では、それ以外に困難性はないのかどうか、その調査がきちんと済めばスムーズに進んでいくのかどうか、その辺をお尋ねを、再度お尋ねをします。 さらに、菊栽培、菊ワインの件でございますが、来年1万5,000本ということで、その辺の、1万本ですか、にして倍増して強化をしていくと、この辺は理解をするんですが、やはり全国ブランドとして進めていこうという、そういう考え方があるのかどうか、相当本腰を入れていかないと、この特産ブランド化ということについてはなかなかうまく進んでいかないんじゃないかなと、ただもうやるだけやって、それで自然消滅というようなことにもなり得るんじゃないかなと、やはり相当PR等々、あるいは他県に、あるいは他市に学ぶ点が非常に多いんじゃないかなと、特に菊人形との関係もございまして、いろいろと出向宣伝等々におきましては、やはりこういうブランドを広めるべく手を打つ必要があるんじゃないかなと、こう思いますが、その辺どのように考えておられるのか再度お尋ねをします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 福田総務部長。 ◎総務部長(福田国男君) 75%の交付税措置に対して明年度からどうなるかということで、100%という数字を示されましたんですけれども、今回平成6年度につきましては75%を交付税措置と、新聞等で見ますと、これ平成7年度、8年度も特別減税という形が出ておりますので、それに伴いまして、100%の交付税措置というのも新聞等に出ておりますので、私どもはそれを期待いたしております。 それから、限度の、その6%の限度でございますけれども、市債の発行が年度末になりますので、そういう観点から今回6%という限度額を示させていただいた理由でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 事業実施に当たって困難性があるのかないのかというようなことでございますが、これは4中の通学道路というようなことで、地区の要望でもございますし、担当課の方も説明会をやりまして了解を得たわけでございますのでスムーズにいくのではなかろうかと、このように考えております。 それから、先ほどちょっと公有財産費も若干計上してあるというように申し上げましたが、今年度に限りましては用地買収費はゼロでございますので、ちょっとおわびかたがた訂正さしていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中産業経済部長。 ◎産業経済部長(田中栄三君) 今後のブランド化の全国化したものにするのかというような御指摘でございますが、ブランド品の目標としましては、各品目ごと全国を対象とするわけでございますが、量的な制限がございますので、武生産につきましては今のところ関西、中部が主でございまして、啓蒙運動につきましては、このワインの新作発表の折にテレビ中継が入りまして、翌日、石川の方から、温泉の方から引き合いが入ってきているというようなことでございますので、そういった面も考慮しながら来年の製造本数消化計画等を立てたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。 ○議長(井上幹夫君) 暫時休憩いたします。        休憩 午後0時00分        再開 午後1時01分 ○議長(井上幹夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続けます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村和夫君。 ◆(玉村和夫君) 補正予算につきまして二、三お伺いをしたいと思います。 まず、51ページの教育総務費で、事務局費の中に4中の開校準備に関しまして検討委員会をつくると、つくって校名とか校歌、校章、制服について検討をしていくというふうなことでございますが、従来から期成同盟会があるわけですが、その辺の関係がどうなっているのか。 それから、校名に関しましては、従来から私はこの際変えたらどうかというふうな意見を申し上げてきたところでありますが、教育委員会並びに市側としては、ほかとの関連もあるのでなかなか難しいというような答弁でずっと推移をしてきたということだと思いますが、こういうふうに出されたということは変えるというような覚悟、前提のもとにやられているのかどうか、そうなってくると、ほかのいわゆる1・2・3中を含めて検討していかなあかんのですが、その辺のことについて計画、あるいはその方針がおありでしたらひとつお示しをいただきたいというふうに思います。 それから、56ページに社会教育費の中の総務費で社会教育研修補助というようなことで書いてあるんですが、これは全国青年大会への補助だろうというふうにお伺いをしているんですが、何人行かれて、どういう形で出されたのか、これもあわせてお示しをいただきたいと思います。 それから、民生費の関連の中で福祉関係、たくさんの補正が出ていますが、ほとんどが給与改定とか光熱水費関係のいわゆる経常的なもので、特別新規あるいは事業に関するようなものは上がっていません。そこで、ちょっと市長にお伺いをしたんですが、市長は福祉の市長として華々しく登場されて、「福祉の苑」構想を出されて派手にスタートをされたんですが、「福祉の苑」も当初の計画からいえば約半分の計画になってしまっている。それから、それ以外の部分のところでは、ほとんど福祉、いわゆる細かいところに配慮をされた福祉的な、いわゆる小泉市長らしい施策というものが余り見当たりません。それで、今度の公会堂改修、美術館に改修する中では、2階部分へ上がるだけでもエレベーターがついているんですが、従来の市の施設の中にはほとんどないんです。今後は、こういう形で身障者に優しいというふうな立場からこういった公共的なものにも、たとえ2階建てであってもつくっていくというふうな方針をお持ちなのか、これからそういう計画でやられるのかどうか、その辺の今後の決意をひとつ市長の方からお示しをいただきたいというふうに思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 第1点目の4中の開校に伴うものでございますが、現在、4中の開校準備委員会をつくってございます。これは、主にPTAの代表者、それから父兄の代表者等で結成をいたしておりまして、実質4中の入学に伴う関係者の会合でございます。 また、期成同盟会につきましては、従来から校舎の期成同盟会でございますので、これは校舎が終わるまで続くものと考えております。 それから、校名の話でございますが、我々地元の説明会等へ行きますと、どうしても校名の問題が出てくるわけでございます。その中で、開校準備委員会の中でも校名の問題が出まして、今後また開校準備委員会1回でございますが、ことしもあと1回、2回予定をしております。その中で校名の話がどういう推移になるか、そこを見ながら検討したいというふうに考えております。 それから、2点目の社会教育研修費の補助でございますが、当初は18名見たわけでございますが、研修参加者が希望者が多かったものでございますので、64名参加をいたしております。その分の追加補助でございます。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) ただいまの御質問でございますが、私は福祉行政を標榜いたしながら、その実が上がっていないのではないかという御指摘でございますが、私は意識して派手に、また華々しくというような意識は持っておりません。極めて実情に沿った福祉行政をしていきたいということが一つの願いでございまして、そういう意味では、今ほど御指摘をいただきましたことを私も反省をいたしております。ただ、叔羅等につきましては、これは委員会等でも御指摘、御説明をさしていただいたかと思いますが、簡易的なものの用意はいたしておるわけでございます。今回、公会堂につきましてもそういう意味でぜひエレベーターをということで導入をさせていただきたいと思っているわけでありますし、また今後にありましては、いわゆる県の提唱をいたしております人に優しいまちづくり事業等を通して私どももこれを順次導入を行っていきたいというように考えておりますので御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村和夫君。 ◆(玉村和夫君) 4中のことですが、校歌とか校章とかっていうのは、そこの地域だけでそれぞれの合意が得られればいいものを決めていただければいいんですが、校名に関しましては、先ほども言いましたように、4中だけを何か特殊なものに変えるというと、ちょっといろいろ問題があるだろうというふうに思いますし、そうなってくると、それぞれの地域に合ったような名前をいろいろ考えるとか、武生市全体で検討していかなあかんだろうというふうに思いますので、単純にそこで結論を出してしまうというんじゃなくて、もっと幅広い人材を集めた検討をしていただきたいというふうに、これは要望しておきます。 それから、今の公的な施設のエレベーターといいますか、の関係をちょっと申し上げたいんですが、市長がおっしゃったように、叔羅もありませんし、それはいわゆる保養施設的な形であります柳荘とか芦山荘にもありません。せめてきちんと完全なエレベーターではなくても、車いすが1台くらいちょっと乗って簡易的に上へ上がれるようなリフトぐらいはそんなに大きな金額をかけずにできるはずですから、その辺は今後整備していく必要があるんじゃないかというふうに思いますし、それがいわゆる人に優しいまちづくりの一つの方法であろうというふうに思いますので、これはぜひひとつ御検討をいただきたいというふうに思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 歳入についてちょっとお尋ねをいたしたいと思います。 非常に税収が伸び悩んでいるというようなことも聞きまして、今回いろいろ減税の分やら減額があったわけでございますが、まず当初の見積額より大幅に、大幅という表現がよろしいのか、誤算であったというようなことが政策の中で認められるのかどうか、この辺を一遍まずお尋ねをいたしたいなというふうに思います。 それと、朝からいろいろ議論になっております文化費の問題につきまして、当然選定委員の謝礼というような形で今回300万円、関連して300万円ほど出ているわけでありますが、非常に私たちも、この絵画の問題で非常に各議員さんもそれなりに勉強をされて、武生市民一市民として非常に誇りの持てる議員になったんじゃないかなと、非常に意識が高揚してきたというようなことが言えるんじゃないかと。ちなみに、1週間ほど前にも私、大原美術館へ行ってきたんです。1枚100億円という絵が何枚も並んでいると。佐伯祐三さんの絵も2枚ありました。これちなみに聞きますと、25億円とか、非常に私らでは想像を絶するようなその価値観というのですか、こういうものがわからん部分が理解しつつあるということでございまして、非常に文化薫る市長の政策については共鳴をいたしますが、やはり先ほど玉村議員もおっしゃいました福祉の市長でございますので、いつから絵を市長が興味を持たれたのか、この辺もあわせてお尋ねできたらなというふうに思うわけであります。 それと、小出しにこちょこちょこちょこちょと公会堂を何回も変更されているわけでございますが、やはり長期構想にもあるとおり、美術館の構想というのは当然あの構想の中に入っているわけでございまして、その辺がぼやけてしまって、どういう庁議の中で、その長期構想の関連も含めて、今回のやつも、公会堂の改修につきましても関連を持ちながら庁議の中で話をされたのかどうか、この辺もやっぱりお尋ねをしておく必要があるんじゃないかなというふうに思うわけでございまして、ひとつ市長の方からお答えをいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) お尋ねの件でございますが、今回絵画、美術館構想に基づきまして、絵についていつごろから関心を持ったのかとのお尋ねでございますが、私も絵画等につきましては全くの素人でございます。御紹介をいただきましたのがことしの年初めでございましたので、年初めから、特に佐伯祐三画につきましては、議員ともども、議員さんともども私もいろいろな文献であるとか、あるいは今回改めて実物も拝見をしたというような状況でございまして、特段以前から絵に対する認識を持っていたということではございませんので御理解いただきたいと思います。 ただ、武生市は、今回のこれに限らず非常に文化財的なものが非常にたくさんあるということから、官民をあわせて非常に潜在的なものも含めて大変多くあるということから、市民の皆さん方の中から美術館構想をということでかなり以前から要望があったことは認識をいたしております。したがって、私ども長期構想の中では美術館構想もうたってあるわけでございまして、本来ならばその長期構想に基づいて実施するべきかと思っております。しかしながら、今回御提案がありましたのが、私にしてみれば比較的急なことでもございましたので、またその対象となるものが、これは全協のときにもちょっとお話をさせていただいたかと思いますが、作家と建物との符合する年代の状況、または寄贈者がその実態、実情を知っていただいて、この建物ならというような御意見もいただきましたこと、さらには専門家の皆さん方に見ていただいた結果、これならばというような御指導もいただいたことを踏まえまして、今回この公会堂を全容を活用するということで私なりに決断をさせていただいたというのが実情でございます。したがって、午前中にも御質問がございましたが、長期構想の中では、これは武生の文化行政の流れの中で美術館構想は、当然資料館、博物館構想は当然必要だという認識をいたしております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 福田総務部長。 ◎総務部長(福田国男君) 歳入についてのお尋ねでございますけれども、歳入の今回の補正額で一番多い数字、高い数字が1億4,000万円の市税の関係だと思いますけれども、当初予算を組む場合に、前年度の予算に比べまして経済情勢を考えまして0.4%の伸びを計上させていただきました。今回、特別減税がございまして、先ほども御説明申し上げましたように、5億8,700万円ほどの減収に相なりました、実際は、今回1億4,000万円計上させていただきましたけれども、その内容でございますけれども、個人市民税で3億9,000万円ほど、それから法人市民税の方で、景気の動向を慎重に見きわめた結果、今回当初見込んだ調定額とは2億5,000万円ほど増額補正になるだろうということで、それを差し引きまして1億4,000万円の減額にさせていただいた理由にございます。そういうことで御理解を賜りたいと存じます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 私もよく理解してお尋ねをしているわけでございまして、政策上に変更があるならば、これは早目にやっぱり言っていただかなければならんというようなこともございましたのでお尋ねしたわけでございます。慎重の上にも慎重を期してひとつお願いしたいなというふうに思います。これがひいては新年度の当初予算の編成という形にもなってきますので、その辺を十分理解をしていただきたいと思います。 それと、美術館の長期構想については、市長も今ここでちょちょっと手当てして、美術館らしいという言い方は変なかもしれませんが、決してすばらしいものができるというような私は理解をいたしておりませんので、どうか美術館構想も長期構想の中で、できるだけ市長の言われる武生市が誇れるような絵画を展示していただけるように、その場所もひとつ十分識識をしていただきながら推進していただきたいと要望して終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) まず、一般会計補正予算の43ページの歩道除雪機購入事業補助金、この点に関して質問を行いたいと思います。 これも事前の理事者側からの説明を聞けば、武生市で5町村に小型除雪機の購入補助として県が3分の1、市が3分の1、地元が3分の1と、こういうふうな事業ということで除雪機の購入に補助をすると、こういうふうに聞きました。それで、私は今聞きたいのは、これまで武生市内でどれぐらいの町内に小型除雪機が補助をされて入っているのか、それから現在どれぐらい要望が上がっておるのか、それらも含めてまず第1点お聞きをいたしたいと思います。 それから、午前中から質疑が続いております56ページ、文化費のことでありますが、絵画選定調査事業ということで300万円、このことについてお聞きをしますが、市の方は佐伯作品は本物だと、こういうことでこれまで準備をしてきていると思います。私は、今聞きたいのは、現時点で寄贈を受ける未公開作品が本物であると、こういうふうに断定されている方はこの美術界ではだれなのか、それが明らかにされないならば、その明らかにされないまた理由もお聞かせ願いたいと、こういうふうに思います。 それからあと、専門家に聞きますと、絵画を寄贈とか購入する場合に、普通ならば収集委員会と価格委員会を両方設置すると、こういうのが通常だと言われておりますが、この点では、今回はこの設置する選定委員会はどういう性格を持っておるのか。 それから、選定委員会のメンバーについてでありますが、先ほどの午前中の質問で河北さん、西川さん、陰里さん、富山さんと、ほかに若い方を1名と、今交渉中というふうに聞きましたんですけれども、この方々の美術界での経歴はこれまでどうなのか。それから、この佐伯作品とのかかわりはこの方々はどう持っておられるのか、おられたのか、これまで。これをまずお聞きをいたしたいと思います。 以上であります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 作品の断定というのはだれがしたのかというのは、こういうなのは、作品について鑑定というのは正式に公の地位、立場のある人はしないのが普通でございます。画商とか、あるいは画商と関係のある方が絵の売買をするときに特にその鑑定書をつけたり、あるいは鑑定人を名のったりということは通常あるわけです。今度の場合、特に未公開の作品であるというところがいろいろと人によってあれやこれやというようなことが言われ、またそれがかなり町あるいは福井県外でもいろいろ取りざたされているということは事実でございますが、今の選定委員の先生方に御指導をいただく中で、私たちが聞いている範囲では、大変すばらしい佐伯の作品の発見であるというふうに伺っております。 ただ、これまで公開されている作品とは多少質が違うと、あるいはでき、あるいは見方によってこちらの方がいい、こちらの方がよくないというようなことはあろうかと思いますが、その作品のよさといいますか、佐伯の作品であるというようなことにつきましては、ほとんどの方がやはり断定はまだしていません。また、鑑定の名前つきでというようなことはしないのが普通だということで御指導をいただいているわけでございますし、また御相談をしてきているわけでございます。 中に、選定委員に御委嘱申し上げた、また御指導をいただいた先生が果たしてほかの者から見て信頼できるかどうかというようなことも実際にいろいろ風評として出ていると思います。しかし、今肩書とか立場はどうかということでございますので少し申し上げたいと思いますが、河北倫明先生は京都芸術短期大学の学長さんでございます。また、文化勲章の選考者でございます。文化勲章といいますと、やはり絵やらすべてのことにかかわりを持つ方でございまして、ある特定の人だけの専門家というわけではなくて、もちろん先生の専門はおありですけれども、全体的に見て、日本の美術界の評論、あるいはいろんな学問的な面におきましても権威はもちろんのこと最高トップの方というふうに思っておりますし、西川新次先生は文化財審議委員でございまして、もと山梨県立美術館の館長もしておられますので、私たちが素人などと申し上げるような立場の人ではないというふうに思います。もちろん文化財、そういう古い、私らが普通言っています古いいろんなものについての研究家であり専門家であることは事実でございますが、そういう先生でございます。また、陰里先生は現在横浜美術館の館長をしていらっしゃいます。もちろん佐伯祐三の絵についても大変詳しい方でございますし、目を持っていなさる方でございます。また、富山秀男先生は現在京都国立近代美術館の館長さんでございます。そして、今もうお一方、今交渉中で、お名前を申し上げるのはちょっと差し控えさしていただきますが、国立文化財研究所の洋画部門の主任の方でございます。こういう方も専門の特にトップの方を入れて選定をしていただくということでございまして、断定というのはちょっとだれが、河北先生に聞いても、断定というのは困難であり、鑑定書を書くとか、私が鑑定したというようなことにつきましては申されないのが普通でございますので、そうした特に名誉、地位、立場のある人についてそういうことは余り問い詰められないのが普通というふうに理解しておるわけでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 小型除雪機の購入でございますが、62年度からこの制度を取り入れているわけでございます。62年度から平成5年、昨年度までの実績でございますが、購入町内としましては45町内、それから台数は53台でございます。 なお、本年度の町内からの要望は7町内あったわけでございますが、これは県費補助をもらってやっている関係もあるわけでございます。県費補助金の枠が5台分というようなことで、あと2町内につきましては来年度に購入してくれと、こういうようなことで区長さんの了解を得ているところでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) まず、歩道除雪機のことでありますが、これは要望ということで聞いておいてほしいんですが、小型除雪機、私の町内にも入っております。ブルドーザーが入らない市道なんかは大変な威力を発揮しているわけであります。それも公道ですから、それをやっぱり私たちが出て除雪するわけであります。これの燃料代等も、これは個人負担となっていると、こういう矛盾があります。それから、除雪状態がなかなか悪い場合もあるわけであります。これの補正なんかもしていると、こういうことです。こういうことですから、ぜひその点酌んでいただきたいと、市長、ぜひ今後これらの燃料代とかの補助等もぜひ考えていただきたいなと。 それから、除雪状態の問題ですが、地区によって非常に除雪状態にアンバランスがあると、こういう点で、私は、これも提案ですが、今口頭で協力業者の方々へは除雪のやり方等についてやっているそうですが、私はやっぱり除雪マニュアル等もつくっていただいて、それをまず配布すると、そしてその業者の方だけに配布するんじゃなしに、その町内の区長の方へも、こういう除雪マニュアルを業界へ配布したから、このようにやっているかどうかということで判断の基準にしてほしいと、こういうことが言えると思います。そういう点で、この除雪マニュアルの業者並びに町内会への配布等も検討していただきたい。 それからあと一点、この除雪問題で申しますならば、除雪協力業者、この方のやっぱり何といっても機械借上代ですか、非常にこれも微々たるものだと聞いておりますので、この借上代の値上げ等も考えていただきたいと、これも要望しておきます。 あと、先ほどの絵画選定調査事業の件についてですが、先ほど教育長から詳しく回答をいただきました。これで私の聞いたことはわかりましたが、ただこの選定委員会のメンバーの方に西川さんという方が、この方の説明もされましたけれども、私らそういう美術界に詳しい人に聞きますと、この西川さんは古美術の専門家であって、近代美術には明るいとは言いがたいと、こういうふうに言われる方がおります。こういう点で、西川さんの選定がもう少し、どういうふうにメンバーの中に入れたのかもう一度その理由について言っていただきたいと。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 西川先生は武生の御出身でありますし、武生市のあらゆる文化面について過去からずっと御指導をいただき、また御支援をいただいている先生でございまして、こうした大変重要な、大事なことにつきましてやはり西川先生にまず御相談を申し上げたという経緯がございまして、西川先生にこの選定委員の選定につきましても大変お骨折りをいただいたし、今後ともこの4人の先生、もう一人の方を含めまして、あと4人の先生の中心的なお役目でいろいろと御協力を賜りたいというわけでございまして、急に西川先生だけはどうのということはできませんので、だからやはり広い、高い立場から御指導をいただく先生と、だから絵がどこが見れる見れないというよりは、この先生はぜひ武生市にとりましていろいろと御指導、御協力をいただかなあかん先生というふうに考えて選定委員に加わっていただく方でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) ただいまの質問に関連しまして質問をしますが、56ページ、文化費ですけれども、先ほどから高森議員も、多くの議員さんが質問をされていますが、まず基本的な部分を大事に押さえないかんなと、僕は再確認をしたいなと思いますけれども、まず選定委員のメンバーは、だれがどうかというのは先ほど説明がありましたが、そういうことではなくて、やはり本当に現役の専門家を中心にしたメンバーを選んでいただきたい。今4名ははっきり名前をお伺いをしましたが、新たにもう一名ということでございますけれども、本当にそういう方に対しては、できたら県内の方も含めて考えていただきたい。今、玉村正夫議員の質問に対しても、教育長、事細かに御答弁を賜りましたが、実際やはり地位の高い方、この方も大変立派だと思います。しかし、やはり現役の方をいかにして、実際にそれを審議をしていただく方をやっぱり中心にしたメンバー構成をしていただく、これが大事ですし、もう一つは県内の方についても特段のやっぱりそういう方を入れると、これもやはり選定委員のメンバーとしては、やっぱり今5名に絞るというんではなくて、もしそういうことであれば6名にふやしていくのも一つの方法ではないかと、そういうふうに思います。 それと、先ほど高森議員の質問に対して、市長が、本来はやはり公会堂の運営委員会というものが先である。しかし、今回は特に寄附を受けるということでございますから、絵画のそういう意味で選定委員会というのを設けさしていただくと、これは私も理解をします。しかし、本当は、そういう場合はやはり運営委員会がまず先にできて、そこから新しく、それでは何を購入していくかと、こういうことを選定をする、これが次の段階であると。しかし、特段の今回は寄附者の好意もありますので、そういう形の中で、選定委員会を今回はそういう形の中で早期につくってほしいということも私も考えています。しかし、それと同時にあくまでもやはり公会堂の運営委員会については、やはりそれと同じような早急さでその組織をつくっていただくことをお願いをしたいなと思います。 それと、先ほど片粕議員の方からも質問がありましたが、それに合わした将来の美術館構想、これはあくまでも私のこれは考え方でございますが、今寄附をいただくというようなことで、これから先の計画、いろんな形であろうと思います。そうした中で、これを推進していく場合、どこらあたりまで推進をしていかれるのか。私が聞いている範囲では、佐伯祐三の幼少から完成に至るまでの研究的な美術館構想を考えていると、そういうことでございますので、これについては私は全協の中でお聞きをしたということでございますので、そこらあたりについて、今3点ほど申し上げましたが、御答弁を賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 県内の方を加えたらというようなことでございまして、私たちもそういうことについての何か希望とか、何か意見があるようなことを風評としては聞いておりまして、県内で最も権威があると思われる方に二、三日前からいろいろと当たってまいりましたが、私らがそういう先生の中へ加わるほどのレベルでないと、堪忍してくれと、もうそのレベルが違うと、日本の代表するその最高の先生の中へ私らがその名前が入ると、そんなことはできませんし、話もできんと、こういうふうなことで、強く要望したけれども、お断りされました。それから一方、4人の先生方、西川先生を含めまして4人の先生方に御相談いたしましたら、4人で十分だと。しかし──いやちょっと聞いてください。しかし、やはりそうはいかない点があるので、やはりこの人は佐伯祐三の絵について非常に信頼できる方であると、目を持った方であるというような方をぜひ1人加えていただけないかというふうにお願いいたしましたところ、洋画専門の国の文化財をいろいろ決定しなさるそういう人が1人加わっていただけそうでございまして、値段を決めるとかなんとかという、そこまではそういう先生らにタッチしていただいたりできない方でございますし、もちろんそうした中で人格も高潔な方で、感情やいろんな商売っ気がまじったりしないというところで、きれいなところで御判断いただけるということで、私たちは信頼申し上げて5人の方にお願いしたいというふうに考えておりまして、ほとんど5人の方がそろっていただけるんじゃないかと。だから、絵がわからないとか素人だというのはちょっと私は言うべきでないというふうに考えております。ただ、選定委員の方につきましては御信頼を申し上げたいというふうに考えているわけでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) けさほど高森議員の御質問にもありましたが、そのときにもお話をさせていただきましたが、運営委員会は、当然のことながら、今施設が完成をし、その内容も定まってまいりますと、この管理の条例も必要になってまいります。したがって、施設管理条例等の中には運営委員会の位置づけも明記されると思いますので、そうした中で運営委員会の設置を見、さらにこれからの美術館の運営についていろいろと御審議、御相談をさせていただくということに相なろうかと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉川喜一郎君。 ◆(玉川喜一郎君) ただいま教育長の方から選定委員会のメンバーはこれで十分であるというような、その委員さんの中からそういうような声があったということですけれども、それは教育長の方からの答弁として受けとめておきますが、私は、これはもう要望にしておきますけれども、選定委員会のメンバーについては、やはり今そういう5名でそういう組織をされるんであれば、本当に教育長のおっしゃったような方だけでいいのかどうかという部分もちょっと若干疑問に思いますが、それは行政の方で決めることでもございますので、そういう中でしっかりとした選定委員会を組織をしていただきたいと、このように思います。 それと、美術館の運営委員会について市長の方から答弁がありました。これについても、それと同時な、同じような手法で早急に組織をしていただいて諮っていただきたい。その後に、それから購入委員会とか、またそういうふうな形の中で進めていただきたいと。 それと、これは先ほど片粕議員の中の美術館の構想の中で、私は、これは私自身の考え方でございますが、今そういう形の中で、今寄附者の方がこれから先もいろんな形の中で進めていきたいということであれば、私は、今丹南広域組合の中で、やはりこうした電算事業も進んでいく中で、やはり事務組合としての組織の中で広域行政をいかにして進めていくか、その中でやはりこれも、美術館構想もこれにのせていくのが大いにいい方向ではないかと思います。例えば今、サンドーム福井の周辺に対して、鯖江、武生、そして今2市7町2村、構成をされている11市町村の中でやはり総額で、これは私の考えでございますが、約80億円ぐらいをめどにした、武生市、鯖江が約20億円ぐらい組んだ、そうした中の美術館構想を考えていく、または県に対して近代美術館構想を描いていく、または丹南広域の中で、拠点都市法の指定も受けていますから、そういうような中で国の予算の中で美術館構想の予算も、そういうような予算項目がありますので、そういうような中でのせていく構想は、これからやはり丹南の中で武生市がリードをしていく上においては大変な、これから先に1市でやっていく事業でなくして、広域的な中での大きなウエートを占める美術館構想として私は考えますので、市長の御見解を、あればお伺いをしたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 玉川議員の御意見として承っておきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 金子芳巧君。 ◆(金子芳巧君) 35ページの農業振興費についてお尋ねをいたします。 この農業振興費の負担金補助及び交付金でございますが、この中に南条地区農業協同組合促進協議会補助金として100万円計上してございますが、この内容的なものはいろいろ農協の広報とか等々で、新聞等々で見ておりますが、この補助金は今年度限りのものか、または広域農協になるのには平成8年度までかかるということで、毎年100万円ずつ出していくのか、まず1点お尋ねをいたしますのと、今回農協に対しましての額面は100万円でございますけれども、補助を出すというこの理由はどこにあるのかお尋ねをいたします。 なお、そのほか他の町村がございます。南条、今庄、河野とございますが、この他の町村との比例はどのようになっているのか。 まず3点お尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中産業経済部長。 ◎産業経済部長(田中栄三君) ただいまの農協合併協議会への補助金100万円の件でございますが、今年度限りかという御質問でございますが、今平成8年1月をめどにやっておりますので、計画どおりになりますと今年度限りでございます。 補助金の理由ということですが、合併推進育成補助でございます。 他の市町村の内容は、武生が100万円、南条が20万円、今庄が20万円、河野が10万円で、市町村持ち分が150万円でございます。農協が同等150万円を持ちまして、あと中央会で150万円ということで、総事業費450万円で運営をしていきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 金子芳巧君。 ◆(金子芳巧君) 何か補助金の理由といったら何かこれ、今ほどやじの中にも出ましたけれども、何か農協をマンモス化して合併をして、組合員が有利な方向に進むということはわかるんですけれども、そのためにこの100万円を出すと、そして計画が8年1月ででき上がれば、ひょっとしてもう補助金は出さないと、それが平成8年1月を経過すると、またひょっとするとまた100万円ずつ出ていくんやというように受けとめられますし、またその理由の中で、何かもっと市民がわかるような説明があるんではないかなあと思うて質問いたしましたところ、料理屋さんへ払う金に持っていくのか、その間使って、今日までにもう使うてしもうたら出さざるを得んのか、弁当代にするのか、何かそういうようなように聞き取れますが、もう少しいま一その内容を明確にしていただくよう再度質問をいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中産業経済部長。 ◎産業経済部長(田中栄三君) 理由を聞かれましたので申し上げたわけでございますが、総事業費の支出内容は、委員会、幹事会関係に80万円と、広報関係に150万円、これは広く合併しますよということで、全組合員に啓蒙パンフレットを配布しまして組合員の理解を得るということでございます。また、調査研究費ということでございまして100万円計上しているわけでございます。これは、従来そういった大型農協で合併後二、三年を経過した農協を視察いたしまして研修を深めたいということでございます。あと研究会費、総会費、事務費等でございまして、トータル450万円を有効に活用して合併促進を図りたいということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 道上利美君。 ◆(道上利美君) 私は、48ページの市街地開発費の中の委託費、実は蓬莱開発の委託費、委託料ではなかろうかと思うわけですが、蓬莱開発については、建設省等の網かせで蓬莱開発を、再開発をするということで長い間いろいろ議論になった地域でありますが、このたび、土蔵をめぐるというか、中をいろいろ変えるというような御説明があったわけですが、この網かせはいつ外して、またその委託料でどのような内容に今後持っていくのかどうか、また今まで相当市の財源を使ったわけですが、2億円ほどとか聞いておりますが、その財源がどのような使われ方をしたかどうかお尋ねしたいと思います。 それと、ちょっと小さいことですが、文化費の中の負担金補助20万円、芸術文化振興事業補助金というのが出ておりますが、これは大変ユニークな劇団の「百姓の持ちたる国」というんですか、そういうことでやったそうでございますが、大変立派な内容だったというようなお話も聞きましたが、文化協議会には団体として補助金をトータル的に出してあるんでないかと思うわけなんですが、さらにこれが特別に、20万円ですが、補助してあるということは、補助金の二重扱いでないかというような感じもするわけですし、また入場者も、これ実は文化センターの大ホールを使ったということで、協議会からも30万円か、全部で70万円ぐらいですか、の予算だったらしいんですけれども、それも文化センターは免税がきかないということで、その分へ回したとかというお話を聞きましたので、その補助金に対し二重の補助金の対象になる事業でないかと思うわけですが、それについて2点お尋ねしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 辻建設部長。 ◎建設部長(辻信義君) 蓬莱の再開発事業でございますが、御案内のように、相当長い年月をかけまして大型商業施設を核とした誘致を試みておったわけでございます。その後も大店舗法の緩和とか、あるいはバブルの崩壊等によりまして社会情勢だとか、あるいは経済情勢が大きく変化したわけでございます。このままの状況では従来の計画では成り立っていかないんではないかと、こういうようなことで、地元と地元の地権者と始終お話をする中、また県あるいは国の御指導を得て違った手法で開発をしていこうと、こういったことで、現在あそこにあります、蔵が21ほどあるわけでございますが、ああいったものとか、あるいは古い町並みを利用したもので活性化を図っていこうと、そういったことで11月の終わりにも地元の方で蓬莱地区再生事業推進協議会と、こういったものをつくっていただいたわけでございます。こういったことで、都市計画の網かぶせがしてあるわけでございますが、これは県、国の補助をもらっている関係上、網かぶせをとって、それから新たな網かぶせをするといういわゆる変更でございますが、こういった手法が必要なわけでございます。そういったことで、現在ある蔵だとか、あるいは町並み、そういったものを含めまして地元の意思統一を図っているところでございます。今回、この450万円を盛らしていただきましたのは、そういった地区、地区計画というのを立てるわけでございますが、そういったものの調査活動、いわゆる都市計画の変更に伴う調査費だとか、そういった事業計画書づくりの委託費でございます。 なお、今までに経費を相当額つぎ込んでいるわけでございますが、何に使ったかというような御質問でございましたが、これは地区計画の基本構想だとか、あるいは開発基本計画書だとか、あるいは地区の現状調査表だとか、あるいは再開発ビルの基本設計書とか、そういったものに使ったわけでございますので御了承を願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 補助金20万円の件でございますが、第1点目の文化、文教に対する補助金につきましては、団体育成のための補助金が50万円支出してございます。なお、文化祭関連としまして80万円と、それから使用料関係で120万円支出しているわけでございます。今回20万円の補助金につきましては、劇団「たけぶえ」が、これは創立15周年記念の記念事業で行った事業でございまして、この件につきましては文教の方からは補助金が出ておりません。そういう意味で、私の方で20万円を出したということでございます。二重払いではないということでひとつ御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 道上利美君。 ◆(道上利美君) 蓬莱開発の今建設部長から御説明があって、大体の要素はわかったわけですが、市街地の活性化のために駅北、駅南それぞれ取り組んでいるわけですが、この蓬莱開発については長年やってきて、結果的にはやめることに、当初の目的というか、いうものはやめることになったわけでございますので、そういうことで、今ほど部長から説明がありましたあのいろいろ調査費、またいろいろな図面とか、いろいろな会合費、また組合費、またいろいろなことで経費を使ったわけですが、そんな中での大変な予算を使いながら結局だめになったということでございますし、また今後、これを踏み台にして、ぜひ土蔵を含めた再生組合ですか、つくってやるということでございますので、ひとつ町の活性化のために、ぜひ蓬莱の活力というか、蓬莱地区での活力は武生市の中心でございますので、今後失敗のないようやっていただくことを切に要望しておきます。 それから、今ほど芸術文化事業の20万円でございますが、今二重払いでないと、これだけは補助していないということでございますが、団体としてまたほかにいろいろあるわけでございます。それも、そういう記念大会、記念劇場、劇団の公演があるんなら補助をするのかどうか、それをお聞きしたいと思います。また、ある有力な議員さんがそこへついていたら補助金が出るんやというんなら、それぞれの団体もみんな考えなあかんということも言われているんで、そういうことで、ひとつ今後の劇団にも、他の劇団でもそういう事業があれば補助金を出すのかどうかお答えください。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 武生の芸術文化に大変御貢献をいただいております団体につきましては教育委員会としましても今後積極的に御支援を申し上げたいと思いますので、ひとつ御理解賜りたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 長谷川仙一郎君。 ◆(長谷川仙一郎君) 農業の振興費の36ページでございますが、低品質の米対策事業補助金として328万1,000円というのが計上されているわけでございますが、これはどのような内容になっているのかまずひとつ御説明をお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中産業経済部長。 ◎産業経済部長(田中栄三君) 今年度、御承知のとおり、例年にない大干ばつによりまして農作物が非常な被害を受けたわけでございますが、この中で水稲ですが、これも水不足ということで、水田に立っているときにもう既に胴割れを起こしているということでございます。こういった中で、上位等級率でございますが、昨年は94.5%の高位上級米の率だったわけでございますが、ことしは85.9%ということですから、10%近く上位等級から落ちたということでございます。こういった米質に対しまして一定の補助をいたそうとするものでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 長谷川仙一郎君。 ◆(長谷川仙一郎君) 私も農業をやっておりますので、こういう補助につきましては私も反対するものではございませんが、今お聞きしたいのは、1俵当たりどのくらいの支出をされるのかということがお聞きしたかったわけでございますが、私は、水稲共済につきましては共済制度というのがございます。その中に枠をはめると非常にぐあいが悪い面だからこういうふうに出てきたんじゃないかなと私は理解をするものでございますが、やはり本来からいえば水稲共済制度の方でやはり処理していくべきものではないかなあというように思いまして御質問をさせていただきましたので、部長のお答えをお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 田中産業経済部長。 ◎産業経済部長(田中栄三君) まず、1点目の件でございますが、上位等級に入りますと、1俵当たり2万500円でございます。これが規格外の米になりますと1万1,010円ということでございますから、その差が出るわけでございます。それらにつきまして、市と同等に農協も御負担を賜って、市、農協、生産者でお互いに3分の1ずつ負担しようということで予算を計上させていただいたわけでございます。 共済組合の方で救うべきじゃないかという御質問でございますが、共済は、この米質に対しますものよりも、収量、量的なもので補償をいたしますので、今回こういった形で計上させていただきましたのでよろしくお願いをいたしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 長谷川仙一郎君。 ◆(長谷川仙一郎君) 今部長の方で大体理解はいたしますが、この米の品質につきましては、米を直接農家が売り渡すものだけしかこれは出てこないんです。カントリーへ出すのは全然問題がないんです、中へまじってしもうて、一部は矛盾しているところがあるのでございますが、これは農家の方は、私もカントリーへ出さなくて、私も自分で処理する方でございますけれども、時たまそういう人だけがこの結果が出てきたということでございますが、しかしことしの異常天候ということでございますので、来年はこんなことがないように私も願っておりますけれども、本来ならば先ほども申し上げましたように、やはりそういういろいろ難しい面で今部長がお答えの中で私も理解いたしますけれども、本来の水稲の中で処理できるような体系をしていただくといいなというように要望しまして、質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 伊藤藤夫君。 ◆(伊藤藤夫君) 先ほどからいろいろ論議があります文化費の問題について少し質問をしたいと思いますが、私は当該委員会ですから細かなことはお尋ねをいたしませんが、市長に対する御見解をいただきたいと思いますのであえてお許しをいただきたいと思います。 その質疑の前に、実はこの前の全員協議会が開かれまして、その中の私どもの意見を反映をしていただくような形で今回の予算計上、そういったことがなされたということについて私は敬意を表し、評価をしたいとまず思います。しかし、昨日の新聞報道などによりますと、一部の市民の方々は、あの全員協議会を密室であると、そこで幾ら議論をしても市議会をないがしろにしていると思っているようでありますけれども、私は、この議会が理事者と議員だけでなく、市民の皆さんに開かれているということから考えれば、市民の皆さん方に誤解をいただくと悪いので、あえてこの場で少しその辺も含めて、議員の皆さん方あるいは市民の皆さん方を含めて少し話をさせていただきたいというふうに思うわけでありますけれども、そういった形では、私は、前回の全員協議会は極めて民主的な中で論議が行われまして、議会としての一定の責任を果たしたというふうに自負をしております。確かに全員協議会は法律的な拘束を持った会議ではありません。しかし、議会に提案がされるような事柄、あるいは大きな事業で現在どの程度の進捗状況にあるのかなど、大変市内行政にとって極めて重要な事柄について議員が本会議の予備学習の場として理事者の説明を求め、より深く勉強をし、その時点で議員それぞれが自分の考えを述べること、また理事者もそこで示されたものを具体的な事業遂行に反映させることはごく普通のことであり、何ら非難されることでもなく、市議会をないがしろにしていることでもありません。まして先日の全協は、議長の判断で、記者クラブに所属をするほとんどのマスコミの皆さんの前に公開をして、議論のありのままを武生市民はもとより広く県民の皆さんにまでより早く報道をしていただけるような配慮もしているわけであります。密室とは中からかぎなどをかけて密閉状態にして外からだれも入れない部屋や、秘密にしてだれにも知らせない部屋のことを言うのであります。本会議で議論すべきということは当然のことでありますし、私ども議員は常にその常やってきております。しかし、一部の方々は、そのことを強調する余り全員協議会のすべてを否定をしたり、密室でもない状態を密室だというふうに断定をする方がいらっしゃるとすれば、私は議員の勉強の仕方や会議の内容などを正しく認識をして適切な判断をしていただきたいなと、これは私ども先ほど申し上げましたように、議会として広く市民の皆さん方にお訴えをしていきたいと、こういうふうに思っていることでありますし、事実私どもは、これまで全員協議会で協議をしたからといって本会議でその議論をしなかったりしたということは一度もありませんし、これからもそうしたことはあり得ないということを私ども全員で確認をし合っていきたいと思いますし、それぞれ議員の皆さん方も、市民の皆さんからそういうような疑問が出されたとするならば、当然そういう点でお答えをしていると私は思いますので、これは議会として広く市民の皆さん方に知らせる場でありますので見解をひとつ述べておきたいというふうに思います。 さて、質問でありますけれども、実は文化費のことで午前中からいろんな方が質問をされております。しかし、その中で肝心の選定委員会の役割そのものについて非常にあいまいなまま来ているのではないかなあという気がいたしました。選定委員会に理事者は何をお願いをするのか、この辺です。この前の全協の会議の中では、まず購入するかしないか、まずそこから始まるんですということ、それからするとすれば、作品の数や、その作品の選定をお願いをすることになるんではないかなと、こういう気もするわけです。それからまた、先ほど教育長は、いやこの委員の人はかなりハイレベルの人たちですから価格のことは余り相談できないんやという、こういうふうに受け取れるような発言もありましたけれども、価格のそういうようなことについてされるのかされないのか。 それから、私どもは何十点も寄付をいただきますと、謝礼というようなことも当然しなければいけないんじゃないかなという気がするんですけれども、この選定委員会にお願いするような、相談をすることの中にはそういうことは含まれていないのかどうか。 それからもう一つは、この前の新聞報道などで、今回いただいたもの以外にもたくさん寄付をしてもいいんだよと言っているというようなことも報道をされておりましたけれども、この選定委員会に対して理事者側は、これ以上寄付を受けるかどうかというんですか、そういったものも御相談をされるのかどうか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 選定委員の先生方に値段を決めてもらうということはしないというだけでありまして、どの程度のものかは当然その選定の中には入ってくると思います。 ただ、これは幾らのものだとか、そういうような決定したようなものはしていただかない方がいいと、これはまた購入という一つの別の仕事の中で考えていくと、選定委員の先生方の意向を十分酌んで、その次の段階の仕事が始まると思います。 なお、謝礼については当然含まれているわけでございまして、選定委員の先生方に謝礼とか、あるいはその分のいろいろな経費はかかるわけでございます。 それから購入、それから寄附、寄託、こういうことも多少、寄託という話も起きる可能性はあるんじゃないかと思っております。といいますのは、佐伯祐三の作品につきましては、これまで出ている作品だけですと、そんなに研究資料としてはあんまり必要がなくなるわけで、今度の作品については、いろいろな日記とか、あるいはメモとか、いろんな資料がたくさんございますので、そうした資料と作品とのあわした中で、少しその周辺の作品とか資料とかいうものも含まれる可能性はあると思っております。そういうことについて、一切白紙といいますか、全体構想の中で選定委員の先生方に御判断をいただきたい。もちろん作品は見ていただくということでございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 伊藤藤夫君。
    ◆(伊藤藤夫君) 今はっきりしたことは、価格については、そこでは意見は聞くけれども、決めることはないということは、それを参考にして理事者の皆さんで決められると、こういうことですね、もし買うとすればね。その辺についてもう一回お尋ねをしたいというふうに思います。 それから、私が聞いた謝礼というのは意味が違っておりまして、寄附を受けた方に対する謝礼などのあり方というんですか、そういうものについてこの人たちに相談をするんですかということをお聞きしたんです。 それから、後のこの前から寄附をされたという三十何点以外の資料とか、あるいは作品について寄託を受けられるというようなことがあれば、そのことについても相談をするというふうに受け取ったんですけれども、それでいいんですかね、もう一回確認をいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 寄贈者の方から謝礼を受けるとか受けないというようなことは聞いておりませんが、やはりこれは選定委員の先生方、これまでやはりいろいろな面で御指導、御助言をいただいておりますので、そういう先生方の御意見を十分お聞きして謝礼の問題も考えた方がいいと思っております。 ただ、本人から謝礼の何のということは聞いておりません。 なお、作品の価格について決定しないと申し上げましたのは、やはりその後、評価委員会というようなものをやはり設けなければいけないというふうに思います。評価委員会の中で値段を決めていただいて購入をということになろうかと思いますので、選定委員会ですべてをというわけにもいきませんし、そういうことにつきましても、5人の選定委員の先生方のいろんな御指導をいただきながら進めていきたい。ただ、購入、評価というのは、評価委員会という名称にしていいかどうかわかりませんが、やはり購入ということになれば、当然そういうなのは別途必要になるというふうに考えております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 伊藤藤夫君。 ◆(伊藤藤夫君) お聞きをしますと、だんだんちょっとわけがわからんようになるわけでありますけれども、選定委員さんにお願いをするというのは、確かに絵は見ていただくと思いますけれども、その中で、これを買うたらどうですか、これはいいですねと、そのことだけは聞くというようなスタイルに理解をするわけです。それはそういうことですから、そういうふうに聞いておきますけれども、この評価委員会はやっぱりつくらなあかんやろと、こういう御答弁でありますけれども、この評価委員会というのは初めて聞いた言葉でございまして、それはどういう方々、あるいは庁内の方なのか、一般の人なのか、また美術評論家に詳しい人なのかわかりませんけれども、どういう人たちでこの評価委員会というのをつくられるわけですか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 5人の先生方のいろんな御指導を受けながら評価委員会というようなのを設けたらどうかということも御相談して、そしてまた市長の意向を十分酌んで評価委員会みたいなものをつくったらどうかというふうに考えているだけでありまして、私も今初めて使った言葉でございますが、やはりそういうものが必要であろうと、必要であろうというふうに考えているということでございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 石本幸夫君。 ◆(石本幸夫君) きょうはもう質問はせんとおこうと思うたんですが、だんだんわからなくなったんで、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 まず、先ほど伊藤議員の方からもお話がありましたが、武生市議会を傍聴しませんかという、こういうビラが町の中に回っています。差出人は武生見張番準備会と、固有名詞が入っておりませんので、だれがお出しになったのかはわかりません。その中に、今ほど伊藤議員がおっしゃいましたようなことが書いてございます。そして、12月6日は初日でもしもめた場合に予備日として1日余分にとっておくそうですと書いてある。これは、広域議会がありましたので休会にしたわけです。ですから、いわゆる市民に対して非常に間違った情報を流していると、何かあと12日ですか、月曜日です。これは武生三国モーターボート議会がありますので休会になりました。これがどう書いてあるかと見ますと、なぜか月曜日も休会だそうですと書いてある。全く先ほどの全員協議会のことももちろんでありますが、こういう間違ったことを堂々と、やっぱり市民に知らせる。大変私は残念だと思います。あるいは、28人の議員は一生懸命やってるんですから、それを何かこそこそと悪いことしてるみたいに言われるということについては、大変私は残念だと思います。傍聴していただくのは大変結構やと。してほしいと思いますが、この武生見張り番ということでなしに武生の一市民として、やっぱり傍聴していただきたいと、このように思います。この場所で、もう来てんかもしれませんが、私はその人たちに大変残念であるということで抗議を申し込んでおきたいと、このように思います。 そこで、選定委員会の話でございますが、この間の全員協議会の結果を受けてのきょうの議会ですね。ですから、まず絵を寄贈を受けるかどうか、あるいは寄託を受けるかどうか、あるいは購入するかどうか、そんなことをすべて含めて選定委員会で十分御論議を願って、そして態度を決めていこうということが選定委員会の設置の目的であるというふうに思います。そのために皆さん方大変苦労されて、初日に間に合うように予算書をおつくりになったというふうに理解をしてますので、さっきからずうっと論議を聞いてますと、まず佐伯祐三の絵が37点ありき、その原点に立って選定委員会。私らの報酬を上げるんと一緒ですよ。幾らにしましょうと決めて、それで審議会を開く。それでは、私はやっぱり困ると。やっぱり市民が気持ちよく寄贈なり寄託なり、あるいは購入するなり、市民が皆納得をして気持ちよくいただくという空気をつくっていただく。そのための資料を作成をしていただく。それが私は選定委員会の役目であろうというふうに思いますので、そこのところはひとつ教育長、あんまり間違わないようにしていただきたいというふうに思います。 それから、購入委員会につきましては、これは私ども和歌山の美術館へ行きまして、選定委員会と購入委員会は別のもんであるという話は聞いてまいりましたから、当然購入委員会は、もしお買いになるんでしたら、購入委員会はつくるべきやというふうに思います。 その場合に、第一人者ばっか5人ざっともう選定委員会に入ってしまってもらってますから、もうそれ以上の人がいないわけです、購入委員会をつくるったって。ですから、当然選定委員会が購入委員会に変わっていくと。そのときにこれは幾ら幾らにするというふうには言わないと思いますが、大体これぐらいの程度が妥当ではないですかというヒントぐらいは私は与えてもらえるんではないかと。ほかの購入委員会も、やっぱりその程度のもんではないかというふうに思うんでありますが、そこら辺のことも一遍きちんと、やっぱりきょう答えをいただいておかないと、また3月の議会で蒸し返しになりますので、お答えをいただきたいと思います。 それから、市長にお尋ねいたしますが、これは某新聞です──ある新聞でありますが、遠野市まで行って寄贈される方に直接お会いになって書かれた記事かどうか、私は確認をいたしておりませんが、寄贈される方は、私は購入をしてくださいとは一度も申し上げたことはありませんと。そういうお金があるのなら収納庫とか、あるいは美術館の内容充実に充ててほしいと。武生市民に正しい情報が──私のですね──その人の正しい情報が伝わっていないと。大変残念ですと、こういう談話が新聞に載っていたんです。これもまた武生市民が読みまして、大変誤解を受ける。金くれって言わんのに、何でそんなもん購入せなあかんねんという素朴な疑問をやっぱりお持ちになってると。ですから、こういうようなものをやっぱりきちんと理事者の方で整理をして、市民が納得いくような説明をできるようにしといてもらわないと、私は困るんではないかというふうに思います。 もう一つ。これはちょっと言いにくい話でありますが、一番最初にこの話を持ち込んできたというのは、あの公会堂を寄贈された実業家の子孫でございます。ただ初代とか2代目の人は、図書館とか芦山公園とか武生に多大な御貢献いただいてまいりましたが、3代目になりましてからは余りない。(笑声起こる)今の4代目になりましたら、ほとんどもう居住地は東京でございますし、───────────────────────────────────────────────ですから、非常に誤解を受けてると。関西のある大手の企業の美術館へ佐伯祐三の絵を持ち込んだとか、いろんなうわさもあるわけです。ですから、やはりその人は別に横へのけて、この問題は処理をしていただきたい。いつもかもあの人が横にひっついてますと、いろんなものもやっぱり誤解を受けるもとになりますので、私はそういう嫌なことを言いたくはありませんが、やっと気持ちよく武生へ寄贈されようとおっしゃっているんですから、やっぱり気持ちよく受け入れができるような態勢を武生市としてつくるという責務が私はあるんではないかというふうに思うんでありますが、この点につきましては、市長の方の御見解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 適切な御意見ありがとうございます。また、先ほど市民の報道によりますところの御意見につきましても、極めて格調高い御意見と賜りまして、私どももさような誤解のないように、今後も市民に対しましてもアピールをいたしてまいりたいと思います。 それから、教育委員会の方から後から答弁もあろうかと思いますが、選定委員会及び購入に際するところの購入委員会につきましては、石本議員の御説明ありましたとおりでございます。ただ、その説明の方法に教育長と若干ニュアンスの違いがあるように感じられましたけども、結論といたしましては同意見でございますので、そのように御理解をいただきたいというふうに思います。 したがって、購入に際しましては、選定委員会の意見等を十分踏まえながら、随時議会に御報告や御相談を申し上げる中で事務を進めてまいるということが建前でございますので、さよう御理解いただきたいと思います。 それから、ある種の新聞の報道によると、寄贈者本人の意思がこちらに伝わってないので、非常に残念だというコメントが出ておったということでございますが、私もその後、確認をさせていただきました。私どもは、先般、全協のときにも申し上げたかとは思いますが、これは義務づけられたものではない。したがって、私どもの方からひとつお願いをしたいという意思表示をしたことは事実でございますが、今ほど御本人からの意思によりますと、そのようなことではないということを私も直接確認をいたしましたので、寄贈者の意思を尊重いたしまして、今後にありましては、そのような対応をさせていただくという方向になろうかと思います。 ただ、その中にありましても、私どもはどうしてもこういうふうにしてほしいんだという要望も出てまいるかと思いますが、それはそのときにまた御相談をするということで御理解をいただきました。 なお、もう一点の今回の2代、3代目になるとこのようなことだということでございますが、私は、これも全協のときにもちょっと触れさせていただいたかと思いますが、御紹介はいただきましたが、その後の話し合い、あるいはその中にあってのいろいろな協議事項の中には御本人は入っておりませんし、私も完全に別サイドであるという認識を持って対応さしていただいておりますし、今後にありましても、そのことと私どもと寄贈者との間には何らかかわりがないというように認識をいたしておりますので、その辺につきましても毅然とした方向づけをしていきたいというふうに思っております。 ○議長(井上幹夫君) 質疑を終結いたします。 本案につきましては、各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分については、お手元に配付いたしました予算付託表のとおりであります。  ================ △日程第11 議案第85号~日程第20 議案第94号 ○議長(井上幹夫君) 日程第11議案第85号平成6年度武生市簡易水道事業特別会計補正予算第2号から、日程第20議案第94号平成6年度武生市工業用水道事業会計補正予算第1号までの10案を一括して議題といたします。 10案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 質疑を終結いたします。 本10案につきましては、各委員会に付託いたします。 なお、付託する区分については、お手元に配付いたした予算付託表のとおりであります。 暫時休憩いたします。        休憩 午後2時27分        再開 午後2時49分 ○議長(井上幹夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際、お諮りいたします。 石本幸夫君から休憩前の会議における発言について、一部不穏当な発言があったので、その部分を取り消したい旨の申し出がありました。この取り消しを許可することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 異議なしと認めます。 よって、石本君からの発言の取り消しを許可することに決しました。  ================ △日程第21 一般質問 ○議長(井上幹夫君) 日程第21一般質問を行います。 所定の日時までに11人の諸君から発言の通告がありました。発言は、お手元に配付いたしてあります発言通告要旨一覧表により順次行いたいと思います。 発言順位1番、玉村正夫君。 発言の要旨、 1 新年度予算編成について 2 学校5日制について 3 「佐伯作品」展示美術館問題について 4 老人保健福祉計画の実施について 答弁を求める者、市長、教育長及び関係部長。 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 〔登壇〕日本共産党の玉村正夫でございます。まず、質問の最初は、新年度予算編成方針について質問をいたします。 村山内閣が発足して5カ月余りになりますが、その経過は、この内閣が歴代のどの自民党政権よりも自民党的悪政を進める内閣であることを実証しています。消費税の増税、米輸入自由化のガット合意協定の批准、年金制度の大改悪、国連常任理事国入りの表明、ルワンダなどへの海外派兵の拡大、小選挙区制区割り法による選挙制度の改悪など、どれ一つをとっても国政を揺るがす悪政を次々にだんご状態で国会に押しつけ強行しながら、国民生活を脅かし、しかもそういう悪政のすべてを総選挙での公約違反で推し進めておる。まさに、村山内閣は戦後史の中でも国民にとっても最悪の内閣の一つとなっております。このような国民いじめの悪政が行われている中、今こそ武生市政が地方自治体の本来の任務である住民の安全、健康、福祉の保持に努めなければならないという地方自治法の精神で市民生活を守るため、その役割を果たさなければなりません。 市長は、平成5年の第2回定例議会での所信表明の中で、「就任以来、私は市政の主役は市民であるを基本理念といたしまして、市民の皆様との対話を深め、手を携えて市民に信頼される公正で開かれた行政を心がけてまいったところであります。また、市役所は最大のサービス機関という位置づけのもと、行政サービスの向上にも力を注いでまいったところであります。このことの積み重ねがひいては市民の信頼を得ることになり、こうして得た信頼こそは何物にもまさる大きな力を発揮し、市民のための行政としての成果もさらに大きなものになると確信いたしております」と述べられました。また、平成6年の第2回定例議会における所信表明では、「市民の皆様と一体となりまして、ふるさと武生市に住むことの喜びが感じられるまちづくりを創造し、実現させていくことが私に与えられた使命であることを心に刻み、決意を新たにいたしているところでございます」と述べられました。 そこで、お聞きをいたしますが、新年度の予算編成においても、このような市政に対する基本的な態度は堅持していくのかどうか、市長の答弁を求めます。 次に、学校5日制についてであります。 来年4月から、公立学校で第2・第4土曜日を休みとする月2回の学校5日制を実施するため、文部省は11月24日、学校教育法施行規則の一部を改正する省令を公布し、全国の地方教育機関に趣旨の徹底を求める通達と通知を出しています。この中で都道府県委員長にあてた通知には、月2回の円滑な実施上の留意点がまとめられ、学校には共通の知識や理解を身につけさせる努力を古いと切り捨てる新しい学力観に立つ教育を重視し、学校5日制の趣旨に反して詰め込み教育をひどくするとの批判の強い新学習指導要領の定める教育課程の基準に従うことを要求し、その上で授業時数の運用や指導内容、指導方法の工夫、学校行事や教科外活動の精選などに努めることを求めています。 また、教育委員会には、土曜休みにおける子供の活動の場や機会の提供などの条件整備に取り組むこと、特に親が土曜日に家庭にいない幼児や小学校低学年の子供、障害を持つ子供で親が希望する者には、必要に応じて遊び、スポーツ、文化活動等の場や機会の提供などを積極的に実施することを求めています。全国各地では、学校5日制が子供たちに豊かな成長とゆとりある生活をもたらし、教育の危機と言われる深刻な事態を克服する契機となり得るとの見地に立って、月2回を真に有意義なものにするための積極的な運動が展開されており、多くの自治体では学習指導要領の抜本的見直しの意見書が採択されています。 しかしながら、月2回の学校5日制について検討してきた文部省の調査研究協力者会議は、学校や子供からゆとりや学ぶ楽しさを奪っているとの批判のある新学習指導要領について、今のままでも月2回は可能と断定し、学校5日制にふさわしく新学習指導要領の見直しをという父母、教職員の願いを突っぱねました。今、教育の現場からは、今の小学校は詰め込み教育で、子供は消化し切れないまま進級しているのが実態だ。ゆとりある教育をつくり出すため、学校が指導する内容を思い切ってとらえ直さなければとの声が上がっており、一般新聞の論説でも、文部省も月2回移行に当たっては、子供たちの負担がふえないよう求めているが、ゆとりを求めるはずの教育がしわ寄せを生むのではいただけない。完全5日制をもにらんだ学習指導要領の改定作業を急ぐ必要があると述べています。 そこで、教育長に伺いますが、新学習指導要領に縛られず、学校5日制にふさわしいゆとりある教育課程をつくってほしいという父母や教育現場からの声に対し、どうこたえていくのか。また、月2回の学校5日制の実施に当たって、土曜休みにおける子供の活動の場や機会の提供などの条件整備について、どう対応していくのか、答弁を求めます。 次に、佐伯祐三作品展示美術館問題についてであります。この質問につきましては、午前中から各議員が質問をされております。質問の内容は重複されても、市当局の答弁におきましては、その答弁の内容が重複しないよう求めて質問を始めたいと思います。 佐伯作品の武生市への寄贈問題、これについては、これまで何度となくマスコミ各社が報道し、過日開かれた市議会全員協議会での佐伯問題についての議論の内容も、テレビ、新聞等で大きく取り上げられる中、一般市民の間へも佐伯作品についてのさまざまな情報が流され、現在市民の大きな関心事となっています。私は、この際、市民の中にあるいろいろな疑問や意見に対し、市当局が率直に耳を傾け、市民の方々に納得のいく説明がなされるべきであるという、こういう立場から幾つかの質問を行いたいと思います。 まず、宮崎県都城市、それから岩手県遠野市でも受け入れなかった佐伯祐三という物故作家の作品について、その作家とは何の縁もゆかりもない武生市が、しかも真贋論争が起きている作品をなぜ執拗にこだわって寄附を受けようとしたり購入しようとしたりするのか。過日の全協における市長発言について、佐伯祐三記念美術館を研究者に資料を公開できる機会と場所を提供し、今後の研究の拠点の機能を持たせ、さらに中心市街地活性化の一翼を担う施設と位置づけると一般新聞は報道していますが、しかしながらその作品が未公開ということで、一時的な物珍しさでブームを呼んだり、観光の目玉に一時的にはなったとしても、果たしてこれが永続的なものになり得るだろうか。また、公会堂の一部を美術館として改修するのであれば、博物館法に基づいて学芸員を配置するなどの管理運営の確立が図られる必要が生じてくるが、現段階ではこれらについての将来展望が明らかにされていない。さらに、この作品の寄贈を受け、また購入しようというなら、その是非について地元の有識者、学識経験者を含む民主的な検討委員会を構成し、集団的に検討する必要があるのではないかなどの疑問や意見について、市長はどのような考えを持っているのか、答弁を求めます。 次に、老人保健福祉計画の実施についてであります。 ことし3月には、この武生市においても、高齢者の保健福祉の推進を図るためとして、平成11年までの7カ年を展望した老人保健福祉計画の策定を行いました。私は、この計画書に示されている老人保健福祉サービスの実施状況と実施目標について、今後どのように取り組んでいくのか具体的に質問をいたします。 まず、計画書の冒頭で、「武生市老人保健福祉計画策定に当たって」と題するあいさつ文の中で、市長は「本市の高齢化率は、現在全国より10年早いスピードで進行しており、平成11年には19%を超えるものと予測されています。このような状況下にあって、老人福祉、老人保健対策は本市の最重要行政課題の一つに上げられ、このたびの老人保健福祉計画が保健、医療、福祉の三位一体化と家族、地域ボランティア、民間企業、行政が連携を密にした保健福祉サービスネットワーク形成の素になっていくものと考えています。今後は、本計画を高齢化対策の指針とし、また幸せなまちづくりの支援システムとして、市民の皆様とともにその実施に努力してまいりたいと思います」と述べられています。 そこで、私は現在武生市は老人保健福祉計画をもとに、どのような保健福祉サービスネットワークを形成していこうとしているのか。これに対する具体的な施策をどのように行っていこうとしているのか。そして、計画書では、サービスを提供する人材について、ホームヘルパーで43人、訪問看護婦で35人、保健婦で14.8人など、平成11年度の目標年次までの人材確保目標を定めていますが、これらの目標を達成させるためには、年度ごとの計画的な人材の確保が必要と思うが、この点についてどのような人材確保計画を立てているのか。また、老人保健サービス等の現状と課題について、計画書では平成4年10月に実施した高齢者ニーズ調査結果によれば、寝たきり老人171名中、訪問指導利用希望者推計人数は128名であり、対象者の70%が希望しているが、平成4年度の実績では訪問実人員89名、訪問回数712回で、希望に見合っていない状況にある。また、虚弱老人やひとり暮らし老人、成人病検診受診者のうち指導を必要とする者を合計すると916名であるが、平成4年度実績では訪問実人員は494名であり、53.9%の訪問率である。訪問回数も年平均1.8回であり、生活支援を要する虚弱老人年6回、その他年2回の国の基準には及んでいない。これを満たすためには、現在の人員では限界があり、さまざまな職種のマンパワーの充実があってこそ在宅への支援も可能と言えると述べています。 そこで、市は今後、在宅への支援のためのマンパワーの充実をどのように行っていくのか。 以上、3点について関係部長の答弁を求めたいと思います。 以上でこの壇上からの質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 〔登壇〕ただいまの玉村正夫議員の一般質問にお答えさせていただきます。私の方からは第1点目の新年度の予算編成についての項目について御回答申し上げます。 まず第1点目は、私が所信表明の中で述べてまいりましたことにつきまして、新年度予算編成においても、その態度を堅持していくのかとの御質問の内容であったかと思います。今後とも、今日まで私が述べてまいりました市政運営の基本的な考えを基本といたしまして、市民の要望、御意見に耳を傾けながら諸施策を推進してまいりたいと考えております。 景気の停滞の影響を受けまして、税収の動向がいま一つ不透明でありまして、財政事情も大変厳しい中ではございますが、平成7年度の予算編成に当たりましては、効率的な財政運営と効率的な事業の実施に配慮をいたしてまいりたいと考えております。 以上、よろしく御理解のほどをお願いいたします。あとの項目につきましては、担当者より答弁をさせていただきます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 〔登壇〕学校5日制についての御質問だったと思いますが、お答えをしたいと思います。 まず1番目に、学校の第4土曜日の休日の実施の趣旨と子供の活動の場や条件整備をどう取り組むかということかと思いますが、まだ県から正式な通知はいただいておりませんが、来年の4月から第2・第4土曜日が休日となると思います。この学校5日制につきましては、子供の生活にゆとりを持たせ家庭や地域での生活体験を豊かにし、社会の変化に主体的に対応できる人間を育成することを趣旨としております。文部省の調査協力校の研究や世論の動向を見きわめ決定されたところでありますが、子供の活動の場や条件整備につきましては、現状を継続していきたいと考えております。 2番目に、新学習指導要領では、ゆとりのある教育課程が組めないのではないか。ゆとりが欲しいという声があるという御質問でございますが、学習内容や指導方法を工夫したり、学校行事の精選に努めながら、ゆとりと調和のある教育課程の編成をするよう指導をいたしております。 また、3番目になると思いますが、行事などによって基礎学力をつける時間がないのでないかと。現状では多くの時間が行事や練習にとられているのではないかというようなことでございますが、各学校では学力を単に知識や技術の量としてとらえるのではなく、みずからが考え、主体的に判断して行動するために必要な資質や能力ととらえて、教育活動を推進しているところであります。学校行事につきましては、授業時数との関連の中で、さらに精選に努めるよう指導していきたいと思っております。よろしくお願いしたいと思います。 第3問の佐伯の作品等につきましては、小島局長に答弁をしていただきます。よろしくお願いします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小島教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(小島進二郎君) 〔登壇〕それでは、第3点目の御質問にお答えを申し上げます。 第1点目でございますが、各都市でも全くその都市と関係のない作品を購入しておりまして、それが市民に感動を与えるすばらしいものであればよいと考えております。 今回、佐伯祐三画伯の絵画は未公開でありますので、未公開の資料、それから資料等が密接に関係しております。それを生かせば、規模は小さくても全国的に有数なユニークな美術館になるものと確信をしているわけでございます。 それから、管理運営面でございますが、博物館法では、館長、学芸員、または学芸員補、必要な職員を置くことを規定しておりますので、今後は美術館運営に必要なスタッフを確保したいというように考えております。 それから、4点目でございますが、選定委員会の各委員の皆さん方には、日本のこれは美術界を代表するような中心的な先生方ばかりでございますので、先ほど教育長が申し上げましたように、この方の御理解等を得ながら選定作業を進めていきたいというふうに考えておりますので、ひとつ御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 関内福祉部長。 ◎福祉部長(関内良雄君) 〔登壇〕それでは、私の方から老人保健福祉計画の実施につきまして御回答を申し上げたいと存じます。 まず、第1点目の保健福祉のネットワークの形成とその具体的施策でありますけれども、まず地域福祉の推進は進展する高齢化社会における福祉行政の重要な施策であると考えております。したがいまして、保健福祉の専門機関と住民参加による高齢者の生活実態把握や情報収集、生活支援体制の強化、地域ボランティアの育成等は、地域に根差した活動として重要であります。具体的には、高齢者の多様な問題事例のケース検討と援護体制や相談事業、また高齢化社会における総合的な保健福祉サービスの提供について官民一体となった施策が求められていると考えております。 現在、高齢者の諸問題に対しまして、保健所、保健センター、福祉事務所、社会福祉協議会、在宅介護支援センター、民生委員協議会、福祉推進員、ボランティア団体などの積極的な参加を得まして、高齢者のサービス調整チームというのを組織いたしておりまして、保健、医療、福祉の各分野にわたる複合的なサービス提供ができるよう総合的な地域福祉活動を実施いたしておりまして、市民のニーズにこたえられるきめ細かい保健福祉のネットワークづくりに鋭意努力いたしたいと思います。 また、第2点目及び第3点目の平成11年までの保健福祉サービスの提供する人材確保とマンパワーの充実についての御質問でありますが、まず最初に、ホームヘルパーにつきましては、本年より常勤2名を確保をいたしました。平成7年度以降は常勤2ないし3名と、それから登録ヘルパーの増員を図りまして、目標人員に近づけていきたいと考えております。 また、訪問看護婦及び保健婦の確保につきましては、昨年及び今年度の訪問看護ステーションの新設や在宅介護支援センターの社会資本の整備状況と連動させながら効率的な人員確保に努力していきたいと考えております。 以上のように専門分野のマンパワーの確保といいますのは、保健、医療、福祉の総合的サービス提供に不可欠であることから、より有為な人材の確保に努めてまいりたい、このように考えております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) まず、市長の答弁された新年度の予算編成についてのことでありますが、「平成7年度の当初予算編成事務説明会」という、この総務課が出した資料を見てみますと、財政健全化の推進堅持というところで、豊かな活力ある経済社会の構築に真に必要な施策に要する経費の確保に努めるものとすると。経済優先の財政運営です。これは私は福祉の市長というには、これは逆行する表現でないかと。福祉の予算を確保するということが、まず大前提で書かなければならないんでないかと、こういうふうに思うが、この点での市長の考え方。 それから、気になるところをもう一つ言いますと、既存の制度や事業の徹底見直しと。そして、そのページをめくりましていきますと、まず使用料、手数料について、受益者負担の原則により適正化を図ると、こうですね。それから、3ページ目へ行きますと、人件費のところで職員の増員は行わないよう努めること、こういうふうに書いております。私、これ、言いかえれば市民負担は、今後、例えば公共料金等の値上げ、これについても、行わなければならないということを宣言し、そしてまた職員の増員はどんな仕事がふえても、職員はふやさないと、こういうことを規制している文面でないかと、こう思います。その点で私の理解が間違ってるなら、その点を指摘していただきたい。これ、市長に答弁していただきたいと思います。 それから、学校5日制のことでありますが、今答弁いただきましたが、9月議会で我が党の前田議員も、この学校5日制の問題について質問されております。ここでも前田議員は、連合音楽会とか連合体育大会など市全体にわたる行事をやめて、授業時数時間を確保せよ、こういうふうに質問しておられます。教育長が、生徒も望み、先生も期待をしているので、こういう行事はやめるわけにいかないと、こういうふうに答弁されております。それで、私はそのことでこの質問を機会に直接現場の先生方に聞きました、どのような子供さんの状況か。聞きますと、近ごろ授業についてこれない生徒がふえてる。それ、気になってはいても、構ってやれない状況である、こういうふうに言っております。非常にこのごろ基礎学力を向上させようというふうな、そういう空気が学校全体にもないと、こういう実態があると聞いておりますが、教育長はこのような実態はあるのかないのか、私が言ってることがそういう実態はないというんか、そのとおりだというんか、その点もお答え願いたいと思います。 そして、これは小学校の先生はまだ授業についていけない子供たちを放課後残して、そしてついてこれない部分の学習を援助していると、こういうふうに言っておりましたが、中学校へ行きますと、部活動があるためにその対応すらできない。もうできない子はどんどんどんどん置いてきぼり、こういう実態があるようであります。特に、私、そういう市全体の連合運動会とか音楽会とか水泳大会とか、これに非常に時間がかかる、その上に卒業式の練習に相当時間が費やされてると、こういうことも聞いております。私は、その点でこういう子供の実態がある中、教育長はこういう授業についていけない子供たちがふえてるちゅうことは認めると前提ですが、そしたらどうすればいいのか。逆に私、教育長からもう一度聞きたいと思います。 それから次は、佐伯作品の問題でありますが、先ほど石本議員の方から一般新聞の報道の真意について質問をされました。私も、念のためにもう一度伺いたいと思いますが、ここに報道されている吉薗さんは、「購入はしなくてもよい。そのお金は美術館の建設、研究のために回せばよいと話してある」と。「市民に正しく話が伝わってない」と説明。市の幹部もこの事実を認めており、これまで議会に対し全く異なった説明をしていることから、12月の議会での追及は必至だというふうに報道してます。それで、私、この点についてもう一度伺いますが、この事実関係についてと、もし吉薗さんが別に購入してもらわなくてもいいと言うなら、そのまま受け取って寄贈作品だけでいいのではないかと。そして、私は、文化振興基金がありますね、この文化振興基金をその美術館の管理運営費用に回した方がよほど財政の効率的運用になるのではないか、このように思いますが、その点についての市長の見解を伺いたいと思います。 そしてまた、私はこれは一般質問準備中にそういう情報が入ってきましたんで、確認がされてないと。そういうことから、具体的には言われないんですが、詳細にはまだ公表できないということですから、この点でいいますと、公共の美術館が市民の鑑賞に供する美術品を展示する、こういうことですね。そして、仮にこの佐伯作品が本物であったとしても、有名な佐伯祐三のものなら、少々できの悪い作品でも珍重すると、こういうものではないと。まして、疑惑のあるものを購入するのに5億円ですね、今のところ言っておるのは。こういう金額というのは、極めて高い金額であると。これはどうしても無視できない。それで、私が言いたいのは、こういう問題に対して自治体の態度としては、作品と資料をセットにして、少なくても写真を提供して研究者の判断を待たなければならないと、こういう態度が私は市民に対する責任ある態度ではないかと、こう思うんです。そういう点で市長の今の点について答弁を求めたいと思います。 それから、老人保健福祉計画の問題でありますが、私、実は岩手県の遠野市の方へ佐伯作品の問題とあわせて「健康福祉の里」という施設があるわけであります。ここへ視察に行ったわけですが、そこが診療所、それから社会福祉課、保健福祉課、在宅介護センター、それからデイサービスセンター、それに社会福祉協議会が1カ所に同居しているわけです。これは非常に老人保健福祉サービスの事業を市全体が一体となって取り組んでるわけであります。また、鯖江市も最近、今建築中でありますが、健康保健センターを新築中であると。 そう見ますと、武生も実態は保健婦さんは保健センター、ホームヘルパーさんは社会福祉協議会の中、そして社会福祉関係の行政についてはこの本庁の中、こういうふうにばらばらです。私は、老人の立場に立って考えてみれば、やはりそういう1カ所に保健婦さんも、ホームヘルパーも、社会福祉協議会も、1カ所にあると、こういういわば総合的な健康保健福祉センター、こういう建設も武生市は必要でないかと、こう思います。そういう点です。 それから、保健婦さんの問題ですが、武生市が敦賀と比べて2名、それから鯖江と比べては3名も少ないんです、保健婦の数が。それに比べて65歳以上のお年寄りの割合が平成11年度の推計で敦賀が16.7%、鯖江が17.7%と、比較して武生市は19.2%、非常に高いですね。私は、これ、理解をしていただくために言いますが、保健婦の仕事というのがパンフレットを読みましたら、住民の皆さんや医療福祉行政の専門家と力を合わせて健康で安心できる生活を創造することやと。そして、生活のあり方がどのように違っても、人々の生活の場で保健婦は健康問題をキャッチして、どんな施策が必要なのかを行政ビジョンや課題にまとめて施策につなげていく、こういう役割を持ってる。こういうふうに保健婦さんのパンフレットでは書かれております。 そういう点では、武生市は非常に敦賀市とお隣の鯖江市と比べて保健婦が少ない。この点について保健婦の増員、当然必要なことだと思います。こういう保健婦の皆さんの増員問題について、市長はどのように考えておるんか、お聞きをいたしたいと思います。 それから、寝たきり老人ゼロ推進運動についても計画書では述べられております。この計画書の中では、「寝たきりの状態は本人の訓練や家族と周囲の適切な介護により、多くの場合、避けることができると言われてる」と。「そのため寝たきりになってからの対策から、寝たきりにしないための対策に重点を移し、寝たきり老人のゼロ作戦を推進するため、それぞれの事業を行う」と、こういうふうに述べられております。 私が聞きたいのは、この事業の中で、ちょっと口が回りにくいんですが、骨粗鬆症ちゅうんか、この予防対策ですね。それから、リハビリテーションの普及、こういう点がさらに充実が望まれてると。こういう点でこの骨粗鬆症の検査機能が保健センターで持ってないですね。この点について今どのように考えているんか、お聞きをいたしたいと思います。 以上であります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 第1点の7年度の予算編成に当たっての御意見かと思いますが、経済優先の福祉予算であるという御指摘でございますが、議員も御案内のとおり、地方自治体といえども限られた予算をいかように効率的に、また市民のニーズに沿ってできるだけ適切に執行しようかということで創意工夫を凝らしながら編成をいたしてまいるところでございます。したがいまして、すべて満足ということにはなかなかいかないかと思いますが、お互いに我慢すべきところは我慢し、また推進するところは積極的に推進し、その年度によっては若干の出入りはあるかと思いますけれども、トータルいたしまして武生市民の福祉行政にふさわしい予算編成をいたしてまいりたいというように考えております。 なお、人員確保等につきましても、同様な理念に基づいてこれからも取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 なお、吉薗氏との確認事項につきましては、先ほど石本議員等の御答弁で申し上げたとおりでございますので、割愛させていただきます。 また、議会の御意思等を尊重させていただくという意味で、先般の全協等にも御提言をいただきましたとおり、まずは選定委員会等を先行させ、そこで十分な論議を得て、さらに次の段階に進むべきだということの御提言を尊重し、また私どももそのような意のあるところを十分酌み取りをさせていただきまして、今後に対応していきたいと思いますので、市民の意に反しないよう最善の努力をいたす所存でございます。 また、福祉につきましては、先ほど福祉部長が述べたとおりでございますが、福祉というのはなかなか難しい問題でございます。御案内のとおり、本来ならばすべて公的な機関でというような論もありますけれども、これは福祉の理念の中にもありますように、対象者とそれを援護する家族、さらには地域、そして行政、それらが一体となって適切な対応をすることによって、その目的達成ができるということでございますので、私は施設を先行させることも一つの方法であろうかと思いますが、武生市も長期の構想の中には生きがいセンターであるとか、あるいは当面問題となっております施設整備等につきましては、これからも順次積極的な取り組みをしてまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 垣内教育長。 ◎教育長(垣内泰治君) 各学校では、今1回の学校5日制のことに取り組んでおりまして、行事の精選とか、あるいは指導法の改善等、かなり私は実を上げてるというふうに思っております。そのことは校長会、あるいは教頭会、また指導主事等の学校訪問等によりまして、かなり成果を上げてるというふうに聞いてるわけでございます。 さらに、来年に向けての月2回の事態になったときの対応といいますか、そういうことにつきまして、さらにたびたび校長会や教頭会でその旨を話をし、また学校で取り組んでいただいているわけでございます。 特に、行事につきましては、かなり多いというふうに私も思っております。できるだけ教育委員会としましても、また学校の行事にしましても、さらに見直しをしなきゃいけないと。互いに見直しをし、互いに検討しようというようなことを申しておりまして、4月に向けましてそういう検討もさらに進めさせていただきたいと思っております。 なお、確かに卒業式とか音楽会の練習時間が少なくなったというのは、これは事実でございまして、そういう点での精選もしているというふうに私は思っておるわけでございます。もっと時間があるといいということは言われておりますが、なお中学校等で特に落ちこぼれといいますか、学業成績不振の子供に対しては学級担任、あるいは手のあいている時間をできるだけ利用して、個々に私は指導してるというふうに聞いておりますし、また部活動につきましては、賞をとるためというような、いわゆる勝つためを目的とした部活動というのがかなり激しくなってるようでございますが、こうした点につきましても、行き過ぎがないように正常な児童生徒の心身ともに健全な発達ということから考えて行き過ぎがないように、この点につきましてもいろいろ指導助言をさせていただいております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山村市民生活部理事。 ◎市民生活部理事(山村勝君) 武生市には保健婦が少ないというお尋ねでございますが、これからの在宅福祉を推進していく上で、コーディネーターとしての保健婦の役割はますます重要になってまいるものと認識をしておりますので、ただいま御指摘の老人保健福祉計画などで必要とする目標に向かって保健婦の確保に全力を尽くしていきたいと思っております。 それから、骨粗鬆症対策でございますが、これに対する市民の関心は非常に高いものがございます。武生市におきましても、本年度は西地区、南地区の健康祭りのイベントでその骨密度測定を行い、好評を得たわけでございますが、来年度におきましても、健康教育を兼ねて成人病の予防にもつながるために検診業務として骨密度測定を計画しているところでございます。 次に、リハビリテーションのお尋ねでございますが、寝たきり老人ゼロ推進運動の展開に伴うリハビリテーションの普及と充実を図るということにつきましては、デイサービス、デイケア、訪問指導、機能訓練、訪問看護等の重点施策を行う中で充実を図っていこうとする考えでございます。実際には、それらの事業の実施回数をふやしていくとかスタッフの充実を図りながら、より多くの住民にサービスを提供をしていくように改善をしていきたいと思っております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 時間も大分過ぎておりますので、保健婦さんの数が非常に武生は少ないと。そういう点でもう少し言いますと、保健婦設置数の比較という表をもらいました。これには老人福祉計画の計画とは別に、さらに市町村の保健婦増員計画を24人にしなければならないと、こういうふうに計画書が立ててあるわけです。市長、ぜひ答えてほしいんですが、24人の計画があるが、いつまでに保健婦さんを何人にするのか。こういう具体的な計画もこの議会の場で答弁していただきたいと思うんです。 今、保健婦さんは武生市13地区ある中で、2つも3つも地区を受け持ってやってると。非常にその点では保健婦さんも気にはなっているけども、なかなか自分の思うような保健婦の活動ができないと、こう言われております。具体的な数字で、市長、答えていただきたいと思うんです。この保健婦さんの任務についてはもう十分承知と思いますので、よろしくお願いします。 それから、私はもうこれで最後になりますが、「目指せ寝たきりゼロ作戦フォーラム」というのが9月中に開いたわけであります。私も知り合いですが、そこでパネラーとして参加した人がおります。1級の障害者で2年間入院をして、もう発病以来30年間、絶対私は寝たきりにならない、こういう立場で頑張ってる人があります。この人が言いますのは、「今、月2回程度リハビリを受けてるが、私は週1回ぐらいはしてほしいな」こう言っております。 それから、その人が病院に行くわけです。息子さんは昼もう勤めに出てるから、病院へ行くために社協にリフトつきのバスを要望するんですが、運転手がボランティアの方々しかいない。常時いないということから、なかなか要望にこたえてもらえないような実態があるようであります。 それから、住宅改造を申し入れたが、本年度はもう予算がないと言って、そう言っていたのでもうやめたと、こう言うんです。この人、1メートル進むのに私の感じでは二、三分、5分はかかるんでないか、こういう状態の人なんです。それでも一生懸命寝たきりにならないために頑張っておる方であります。この方の要望はぜひ実現すべきだと思いますが、この点も市長に答弁を願いまして、これで質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山村市民生活部理事。 ◎市民生活部理事(山村勝君) ただいまの保健婦の増員計画でございますが、昨年、策定いたしました老人保健福祉計画並びに保健計画におきましては、平成11年度に14.8人という数字を掲げておりますので、それまでに財政事情並びに他市町村との均衡、また我々の仕事等の中身を吟味いたしまして、この目標に向かって達成するように努力をいたします。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 関内福祉部長。 ◎福祉部長(関内良雄君) 先ほどの住宅改造についてのお問い合わせでございます。 うちの方でことしからこういった住宅改造の制度を設けました。こういったことで、予算等の不足の中で本年9月に補正をさせていただきました。こういった形で今後もやっていきたいと、このように考えております。 リフトバスの運転ボランティアの件でございますけれども、現在ボランティアの登録者、ボランティアの運転をしてやるという方が20名ほどいらっしゃいます。しかしながら、現実としましては、みんな勤めてらっしゃいまして、なかなかそういった要望にこたえられないというのが現況でございますけれども、今後とも、やはりこういったものはボランティアの人の力をかりて運転していかなければ、なかなかうまくいかないんじゃないかという基本的な考え方を持っております。 以上でございます。(玉村正夫君「リハビリ。」と呼ぶ)(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 山村市民生活部理事。 ◎市民生活部理事(山村勝君) リハビリテーションにつきましては、先ほどお答えをさせていただきましたと思いますが。 ○議長(井上幹夫君) 次に、発言順位2番、芦田盛治君。 発言の要旨、  総合福祉の推進について 答弁を求める者、市長及び関係部長。 芦田盛治君。 ◆(芦田盛治君) 〔登壇〕ただいま紹介をいただきました総合福祉の推進について質問いたします。 現在の社会情勢は、既に高齢社会に突入して、その高齢化がさらに今後も進んでいくものと推定されている現状であります。今後、こうした高齢化社会における市民のニーズは多種多様なものがあろうかと推察いたしますが、そうした市民のニーズに即応することのできる武生市の福祉行政となるためには、より充実したものへと発展していかなければなりません。私は、そこで福祉における拠点化と市民福祉は両輪と考えます。ハードとソフトと分離される向きもありますが、私はこれを兼ね合わせたものが総合福祉であると考えます。これらについて市長の御見解をお伺いしたいと思います。 そういった意味におきまして、今後の高齢化社会に向けて、その必要とするもの及び現状における問題点やあるべき姿についてお伺いしたいと思います。 武生市においては、老人保健福祉計画及び保健計画を策定し公表されましたが、それ以来、市民の大きな期待と関心が集まっております。武生市は、この計画において高齢化社会における市民のニーズに即応するための保健と福祉及び医療の連携が必要であることを力説されておりますが、この連携の大切さについては、一般社会の多くが認めるところであります。しかし、この保健、福祉、医療の連携や総合といった観点から、市の行政姿勢を見詰めてまいりますと、いささか幾つかの点で時代を逆行していると思います。住民ニーズに即応しづらい歩みが続けられております。 福祉社会の構築を目指す小泉市政のあり方としては疑問視される点であります。市においては、保健と福祉を分離して、それぞれに異なる部に配置されておりますが、こうした行政組織の二重構造的なあり方については、2年前の議会質問においてただしたところでありますが、市長は十分に連携を図るとの答弁でありました。しかし、その後の実態は単なる連絡会議の開催のみじゃなかったかと推察しております。 福祉、医療、保健の連携、あるいは総合といった働きは、各地においても見受けられております。さらに、それらは市民参加といった市民主役の視点から進められているものであります。各地におけるこうした動きは、21世紀に向けての高齢化社会に対応するための社会基盤を構築するための、いわゆる老人保健福祉計画と保健計画の実現化の推進に向けての改革でありまして、各地では行政組織、機構等の改革が着々と進められております。各地におけるこうした動きの中で、武生市においては保健と福祉の組織分離が続いておりますが、このことにつきましては、福祉の市長としての名高い小泉市政として、市の福祉行政遂行上、この現状がよいものだという確たるお考えをお持ちなのか、お尋ねをします。 私は、総合福祉の推進から、この面での機構手直しを強く要望するものであります。すなわち現在の福祉部門に保健、医療を加える形をとられることで、十分にその効果が生まれると信じます。この点について、新年度に向け市長の決断を求めるものであります。 私が調査した県内の幾つかの自治体においては、首長の理解と英断のもとに組織改革、機構改革が行われており、それらはいずれも21世紀に向けての福祉システムでありまして、サービスの受け手であります住民サイドに立脚したものとして改革が進められております。今、この福祉市長としての英断と理解を求めるものであります。 私は、こうした観点から、現在の保健センターの抜本的改革を含めて保健、福祉、医療の総合的な拠点施設、総合福祉拠点ゾーンをつくる必要があると痛感をしております。こうした総合的な拠点施設を設置することによって福祉と保健及び医療の総合が図れますし、各種専門職、専門主管の連携もその密度の濃いものへと改善されていくものと確信しております。住民は1つの窓口へ、そして多種多様な住民ニーズに対しては多種多様な専門職スタッフの連携する中で一体化された福祉を推進していく、いわゆる総合的な観点から地域住民に即応していけるといった、こうした拠点づくりが大切であると私は考えますが、市長の御見解をお伺いしたいと思います。 また、このゾーンは、いわゆる「福祉の苑」周辺と市街地の拠点の2極であります。「福祉の苑」には温泉を利用する保健中心とした生きがい施設を、市街地にはいわゆる福祉のトータル施設。この場合、総合福祉センターともいうべき施設配置を行う必要があります。現在、構想策定中の総合計画にぜひ計画し、武生市制50周年完成に向けて目玉事業として取り組まれる決意を市長にお聞きをしたいと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 〔登壇〕ただいまの芦田議員の一般質問にお答えいたします。 まず、第1点の総合福祉の推進についてのお尋ねでございますが、その中で住民ニーズに即した福祉社会の構築を展望し、保健、医療、福祉の三位一体となった総合拠点施設の整備が必要でないかとの御提言でございます。 総合福祉の推進について申し上げますと、我が国は今ほども御案内がありましたとおり、世界に誇る長寿社会を迎えております一方では、出生率が大変低下傾向を続けております少子社会現象となっております。その結果、世界に類を見ない高齢化社会が進行いたしておることは御案内のとおりかと存じます。これまで、いわゆる社会的な弱者への支援が福祉であるとの認識でございましたけれども、私は日ごろから総合福祉社会というものは特定の方々だけの福祉サービスではなしに、市民生活に密着した教育、産業、そのほかすべての分野を含めて日常生活すべてが福祉生活であるという考えを持っております。すなわち相互理解、相互尊重、相互扶助の3原則をもって真の福祉であるという理解を私はいたしております。したがって、老後は地域社会で支えていくことが大変重要なことでありまして、このことを子供から隣人へ、また地域へと輪を広げていくことが総合福祉との認識をいたしておるところであります。 御質問でありました保健、医療、福祉の三位一体となった総合福祉施策は、保健、医療、そして福祉といった専門機関、また民間、地域ボランティアのきめ細かい連携が大変必要であろうというように考えられます。現在、21世紀に向けて急速に進展をいたしております高齢化社会に、いかに適切に対応するべきかを分析をいたしながら老人保健福祉計画に基づきまして、地域福祉の基盤整備とともに保健福祉サービスの連携強化に努力をいたしておるところであります。 また、総合的な拠点整備につきましては、これも御提案ありました地域福祉の拠点として、さらに専門機関やボランティア団体等との情報交換の場として保健、医療、福祉の3分野で大変重要な役割を果たしていくものと考えております。今後、時代の要請にこたえるべく各関係者等による総合的な拠点整備検討委員会等をつくってまいりたいと考えております。 また、平成7年度の総合計画の改定に当たりましては、それらの拠点整備の方向性を示してまいりたいというように考えておりますので御理解をいただきたいと思います。 次、2点目の総合福祉の推進体制についての御提言でございますが、その中で保健と福祉との統合は考えられないかとの御意見でございます。 御案内のとおり、現在の2部体制につきましては、これも昨年の12月の議会でも芦田議員の方からの御質問があり、それにお答えをさせていただいたところでありますが、今日の高齢化社会の中で施策が非常に多様化をいたしておる中、事業といたしましても大変増加を見ておりますし、これからも1つの部で一括して事業の執行をしていくのには、かなり無理な面があるのではないかということの判断から、平成5年4月から2部体制の中でお互いの責任を持ち、そして連携をいたしながら総合的な地域福祉施策の推進を図っているところでございます。したがいまして、今後にありましても、現在の体制で2つの部が一体となり、でき得る限り細かく配慮された福祉施策の推進を実行していきたいというように考えております。 御案内のとおり、2部制にいたしましてから今2年目でございますので、それぞれのいいところと悪いところともあろうかと思いますけれども、いま少しこの実態を静観をいたし、その実績を見きわめながら、さらによい方向を編み出していきたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 芦田盛治君。 ◆(芦田盛治君) 総合的な保健、福祉、医療、三位一体の施設につきましては、市長の前向きな答弁をいただきまして、そういう委員会をつくって対応するということでありますが、私はこれは本当に時代の流れだと思うんです。これは地方の時代と、このように言われておりますけれども、やはりこうした福祉が一番早くそういった受け入れというものをするんじゃないかと、このように思います。 先ほど玉村議員も遠野へ行って、その報告がありましたけれども、確かに私もあそこの場所に行きまして、本当に縦割行政の弊害をなくすという、そういう視点からああいう発想が出てきたんです。やはり、組織というのは非常に大事だと思うんです。今の縦割行政で物を判断して、そしてやっていくと非常に厳しい面があります。あのワンフロアの中に福祉事務所、福祉担当の職員ですね。そしてさらに、社会保険事務所の職員さん、そして医療のスタッフ、ボランティアの人たち、それがワンフロアの中で非常に連携を取って、そして身分は違いますけれども、一生懸命励んでいる。そういう姿を見まして、やはり今地方の時代、地方分権と言われてますけれども、確かにあの姿だなあと、そのように思いました。 今、やはりそういうような中で、そうした施設の充実というものは非常に大事だと。窓口が武生の場合ばらばらなんです。医療においては、病院と診療所、あるいは保健は保健センター、保健所だとか、あるいはまた保健事務所、もうばらばらなんです。非常に住民が困っております。また、国の方も、保健所が800ぐらいあるのを400ぐらいにして、それに統合、廃合しており、そのようにして地方自治体に移譲しております。そういった中で地方の時代でこの受け皿として、やはり私はこの施設整備の拠点地が非常に大事だと思うんです。 そうすれば、私が言いました市民福祉と、それから福祉における拠点化と、これはハードと、このようにソフトというような言い方をしましたけれども、やはり市民福祉、ボランティアの人たちが1カ所に集まって、そしてみんなで総合的な立場で励んでいくという、そういう地域福祉というのが非常に大事になってくると、このように思うんです。 市長は、先ほど前向きで検討委員会をつくると、このようにおっしゃいましたので、私は市制50周年に向けて市長が選択集約型行政とうたっておりますけれども、これをひとつ大きな目玉事業としてやっていただきたいなと、このように思います。その点について、もう一度市長の御見解をお願いしたいと思います。 それから、組織についてですが、組織とか機構、これも昨年の12月に言いましたけれども、市役所の組織、機構というものは、住民サービスの根幹をなすものなんです。やはり、2年間やったから、この前やったからしばらく機構はなぶれないとか、あるいは役所の都合でこれはできないとかじゃなくて、どこに視点を置くか。やはり、住民に視点を置いたそういう組織でなけりゃならないと思うんです。単なる将棋のこまを動かすような、そういうようなもんではありませんし、私は保健、福祉、医療、この三位一体の組織が非常に大事だと。在宅福祉にしても、やはり在宅そのものが、これ、福祉でありますし、現場においては非常に戸惑いを持っております。そして、ばらばらでこのような状態を続けていますと、非常に私は職員もやりがいがないような状態になってくるんじゃないかなと、このように思います。 この組織機構について、助役、ひとつお答えを願いたいと思いますのは、本当に総務部だとか一単位で組織機構を簡単にできるものじゃないと思うんです。全体的なそういう状態を把握した上で、何を住民がニーズしているのか、あるいはまた職員がどういう働きをするためにこういう機構をつくらなくちゃいけないとか、そういった全体的な立場から考えなくちゃいけない。これは私は助役の仕事だと思うんです。だから、今後における組織の人事、人の配置、あるいは機構、それに対しての助役の決意のほどをお聞かせ願いたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 第1点の方を私の方から再度ということでございますので、申し上げたいがと存じます。 私は、総合福祉の行政の推進を今ほど議員の申されたように、ワンフロアシステムというものはどうであろうかと。それで効果が上がるのではないかというような御提言もございました。私も、ある意味では相乗効果を求める上でシステムエンジニア等専門家の意見等の中にはそうした御意見もございます。ただ、今武生市の市役所の庁舎の問題、あるいは現在狭い庁舎の中で余儀なくされている分散せざるを得なくなっているような状況からいたしますと、教育委員会が、あるいは福祉部が、あるいは文化施設がというように点在をいたしているわけでありますけれども、これは物理的に今ちょっと無理なような気がいたしております。したがいまして、先ほど申し上げましたように、拠点施設の整備につきましては検討委員会等を設けて十分な検討をいたし、さらに次の段階を踏まえていきたいということを御答弁申し上げたわけでございます。 それともう一つは、いわゆるばらまっているということの弊害、あるいはまたばらまっていることによって地域には福祉を理解をしていただけるというような面もございます。在宅福祉の目的は、そこに一つあるわけでございまして、今ほどのように点在する在宅にあって本当に真の福祉に参加をしてもらえるようなボランティアの方々、あるいは地域の方々、または家庭にあってはそういう立場で福祉に直接参加できるというようなことも在宅福祉の目的の中にはあろうかと思います。 芦田議員の申されましたような総合的なものについては、これは当然考えていかなけりゃなりませんが、今それぞれの利点、失点の利得点を十分勘案をいたしながら、本当に市民が望むあり方をしていかなければならないというように思っておりますので、今ひとつ御理解をいただきたいというように思っております。よろしくお願いいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 堀江助役。 ◎助役(堀江藤一郎君) 御指名をいただいたわけでございますが、行政の中の組織の活性化というふうなことについては大変大事な要素でありますし、そのことには助役が主として責任を持つべきだというふうな御意見についても、そのとおり受け取ってまいりたいというふうに考えております。 ただいまおっしゃられましたように、どこに視点を置くかという形の中から物事を決めていくべきだというふうな御提言がございますので、そのことが年数の長さに限らずに改善をしなければならないことは改善をしていかなければならないし、広域的に考えるべきものも、また広域的に考えていかなければならないと。しかし、それらの成果が出るために幾らかの時間というふうなものは必要であるというふうなことも考えられますので、議会の皆さんにおいても、そういう理解を賜りながら勇気を持って前進をしていきたいと。そしてまた、小さい事々にもそれぞれのスタッフを集めながら直接指示ができるような方途についても考えていかなければならないというふうに思っておりますので、皆さんが考える方向と同じような考え方を持ちながら、そのときどきの時勢を吸い取りながらやってまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(井上幹夫君) 暫時休憩いたします。        休憩 午後4時08分        再開 午後4時21分 ○議長(井上幹夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 発言順位3番、上田忠男君。 発言の要旨、 1 CATV(ケーブルテレビ)について 2 市内立体模型地図の設置について 答弁を求める者、市長及び関係部長。 上田忠男君。 ◆(上田忠男君) 〔登壇〕大変お疲れのところでございますけれども、あとしばらくおつき合いをお願いします。 ただいま御紹介をいただきました2つの項目について質問いたします。 まず第1点は、CATV、つまりケーブルテレビについてであります。たしか私の記憶が正しければ、二、三年前に武生でのケーブルテレビの導入計画がうわさされ、導入準備会なども設置されてきたと思います。ところが、その後、一向に計画が進んでいる様子が耳に入ってこないのであります。今、日本は情報化、国際化、多様化の中で急速に高度情報通信社会の到来が予測されております。電通審の答申によると、21世紀の知的社会の改革に向けて2010年には全家庭に光ファイバー網を整備し、マルチメディア時代に対応した情報通信基盤整備の意欲的な答申がなされております。 その中で、郵政省はケーブルテレビの将来ビジョンに関する調査研究会の報告書には、2010年までにCATVの加入世帯数は最大で現在の約18倍、3,020万世帯に普及し、普及率は60.2%に達すると予測しております。2010年といえば、あと15年しかないわけであります。 そうした情勢の中で、武生市として二、三年前から導入を計画されていたことは、決して間違いではなかったと考えますが、冒頭に申し上げましたように、最近の状況から見て計画がとんざしたとしか思えない今日、まずCATVの導入計画はどうなったのか、お尋ねをいたします。 福井県内では先般、上中町が開局し、小浜市が平成9年開局に向けて既に加入予約戸数90%を達成したと報道されております。また、既に開局している福井市は、ちょうど昨日の新聞報道で平成8年度までに公民館を拠点に総延長約120キロの光ケーブル幹線を整備し、市内ほぼ全域にサービス網が完成する有線テレビ幹線施設整備計画を発表しております。そのほか既に開局している敦賀市、大飯町、高浜町など県内の多くの地域でケーブルテレビが運営されているわけであります。ところが、工業出荷量の最も多いこの丹南地域は、いまだ1カ所も開局されていないのであります。これはどういうことでありましょうか。丹南の中核都市武生と自負されている市長の御見解をぜひお尋ねいたします。 CATVは、将来の高度情報通信基盤を形成する上で重要なパイプラインの役割を担い、放送と通信の中心施設として位置づけされているものであります。しかるに行政としていまだ研究グループさえ構築されず、ただ丹南広域組合の電算導入グループによるLANシステムの研究にとどまっている現状は、お寒い限りであります。この点について現状をどのように理解されているのか。そして、将来の高度情報通信社会に向けた情報インフラ整備をどのように進めようとされているのか、市長の構想をお尋ねいたします。 質問の2点目であります。 表題では武生市の立体模型地図の設置とありますが、これは専門用語でレリーフマップというそうであります。要は武生市全体のミニチュア立体模型を指すものであります。私たち新会派新世紀は、「政策と良識」というスローガンを掲げておりますが、言いかえれば提案型の集団でありたいということであります。 そこで、私は夢と実用性を兼ねた一つの提案をしたいと思います。提案といえば、単に要望と勘違いされるようでありますが、提案と要望は異なるものと理解をしておりますので、十分なる御検討をお願いいたします。 それは武生市全土を3000分の1程度に縮尺した精密な立体模型をつくってはどうかという提案であります。その模型を、例えば市民ホールの2階のフロアに設置する。ただし、将来は恐らく改修しなければならない市立図書館等に設置し、図書館そのものの機能を単に図書だけではない多目的な学習教材の施設にしていく。模型は精巧なもので、原寸縮尺を忠実に再現し、ハイテクをふんだんに取り入れたものにする。例えば、下水道、ガス、道路工事、道路拡張、区画整理、新築施設等々の現状と計画が手にとるように見ることのできる設計であること。さらに、主要な箇所には大型のディスプレーで精細な映像が出るものであれば、なおいいと考えています。 これにはどのような活用効果があるかといえば、まず1つは都市計画、つまりまちづくりを考える上でレリーフマップでリニアにプランニングができるということであります。恐らく役所内のあらゆる部門で有効に活用されるものとなるでありましょう。 2つ目は、市民の多くがいつでも自分の関連で市内全体を視野に入れて現状と将来を理解することができるということであります。 3点目は、子供の郷土資料として生きた学習が可能であるということであります。 4点目は、これを契機にハイテク装置やエレクトロニクス機器の理解と導入が促進されるということであります。 主な活用だけでも以上のような大きな効果が考えられると思います。そして、何よりもこうした大型の立体模型を見ていると夢があります。その夢の広がりが創造性を高めることにつながるのではないでしょうか。多くの市民が市政に関心を持ついい教材にもなるであろうというふうに考えます。 以上、この私の提案に対し、市長の見解と担当理事者から技術的可能性についてお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 綿谷市長公室長。 ◎市長公室長(綿谷行慶君) 〔登壇〕上田議員の御質問の1点目、ケーブルテレビについて、まずお答えをさせていただきます。 ただいま議員御指摘のとおり、高度情報化への対応は今や欠くことができないものとなってきております。その中で御質問のケーブルテレビにつきましては、高品質画像を多チャンネルで大量電送する能力を持っているだけではなくて、双方向の情報伝達能力をも有していることから、将来の高度情報化に向けた有望な映像メディアであると認識をいたしております。 このために議員御指摘のとおり、武生市におきましては、2年ほど前に民間サイドがこのケーブルテレビの導入を目指し準備委員会を設けたという経緯がありますものの、現在のところ進展していないのが実情でございます。昨年、私ども武生市におきまして、地域情報化構想を策定をいたしまして、長期的視野の中で推進すべく、その方向性を示しておるところでございます。 そこで、導入を行った全国の先進事例を調査いたしてまいりますと、実施主体は民間、あるいは第三セクター、自治体、こういったさまざまな形態がございまして、その地域の実情に応じて運営を行っておるようでございます。特に、県内の状況に目を移して申し上げますと、主に嶺南地区と福井市において運営されておりますが、この導入体系を見ますと、福井市におきましては民間主導による採算を第一に考えた導入体系をとっておりまして、また一方、嶺南地区におきましては、地域特有の事情により自治体主導による全戸対象の導入体制をとっております。そして、これらの理由からその財源につきましても確保されているというふうに聞いております。 武生市が、今後、この事業に取り組みます場合、当然これらを参考にすべきでありますが、いずれにいたしましても、相当の事業費がかかることが予想されます。したがいまして、現在総合計画の改定作業を行っておりますけれども、この中でCATVを含めた地域情報化の取り組みについて市民の皆様や議員各位の御意見を十分お伺いし、武生の特性に適した方法を選択いたしますとともに、住民のニーズの把握に努め、その上でCATVの導入について、ほかの事業等々の優先性を考慮いたしながら、武生市としての方向づけを検討してまいりたいと、このように考えておるところでございます。 続いて、第2点目の御質問につきましても、私の方からあわせてお答えをさせていただきます。 議員御指摘のとおり、市内の立体模型地図の設置につきましては、市民や観光客の多くの方々に市の施策及び現状を知っていただくための有効な手段であることは理解をいたしております。しかしながら、議員より御提案いただきましたように、すべての市の重要事業や施設の位置及び計画を詳細かつ立体的に表現することは地図が極めて広大となり、設置場所等も考えた場合、いささか困難な一面もあろうかと考えられるわけでございます。 ただし、このような詳細な模型は困難といたしましても、一般市民や観光客が一目で武生市がわかる、例えば武生市全図を立体模型化し、文化財を中心とした観光案内板的なものを製作することは可能と思われますので、今後、研究をいたしてまいりたいと考えております。よろしく御理解いただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 上田忠男君。 ◆(上田忠男君) ちょうど2年前になるわけでありますけれども、当時、伊藤議員がこの問題にちょっと触れられて質問をされているわけであります。その中でも、市長の答弁、また理事者の答弁の中にも、確かにCATVを早急に導入していきたいというふうな表現はなかったわけであります。しかし、その後、この2年間というのは大変急速に高度情報通信基盤の整備ということがうたわれてきたわけであります。情勢が極めて急速に私は変わってきたというふうに考えております。 そういう時代の流れに今の室長の答弁では、そうでないというふうに私は思うわけであります。ですから、行政というのは、やはり時代の流れに敏感でなければならないというのが一点あろうかと思うんですけれども、それにやはり即応した体制に、この2年間なってなかったと。何もされてなかったということについては、私はこの点についての市長の御見解をひとつお尋ねをしたいというふうに思うわけであります。 それから、非常に財政的に厳しい中でのこういった施設になってくると今言われまして、なかなか市民の、やっぱりニーズ等も十分調査するということでありますけれども、必ずしも私は財政的に困難だというふうには思っていないわけであります。いろいろな、やっぱり考え方によっては方法があるわけでございます。例えば、今福井では丸岡、それから春江、松岡、ああいったところにも計画が進みつつあるという話を聞いております。 それから、それほど資金を使わなくてできる方法として、福井の系列化ということもあるわけでございます。これは1年ほど前でございますけれども、福井と三国町が、いわゆる光ファイバーケーブルでつないで系列化をしようという話が出たそうでございます。これはその当時の金額でケーブルそのものが1億7,000万円ぐらいであったそうでございますけど、最近、非常にその辺は安くなってきておりますので、恐らくそれを武生に換算をしてみると1億円程度でケーブルはできるだろうというふうに私は思うわけであります。 そうすると、それに付随するいろいろな施設等を入れましても、10億円前後で一定のものができ上がるのではなかろうかというふうに考えております。新たに武生で成立をさせるということになれば、確かに30億円、40億円のお金がかかろうと思うんですけれども、一定系列化に入っていくと10億円程度でできるということでありますので、その点、考え方をお聞かせ願いたいというふうに思います。 それと、確かに新規に事業を始める場合については、今言いましたように40億円ぐらいのお金がかかるわけですから、これは大変難しい一面があるわけでありますけれども、もしするとすれば、民間主導型でいくのか、行政主導型でいくのかといったようなことも大きな争点になってこようというふうに思いますので、その点の考え方がもしありましたら、お願いをしたいというふうに思います。 さらには、先ほど私は壇上で申し上げましたように、これからのマルチメディア社会にどう対応していくかという行政の主たる考え方というものを明確にする必要があると。2010年までにこれだけの計画が今あるわけでございます。話半分にしても、相当大きな計画であるわけであります。そういったものに、やはり行政がどこまで突っ込んでいけるのかということがありますので、人材育成を含めながら組織体制のあり方ということについては、先ほど余り答弁がなかったと思います。その点についても、お伺いをしておきたいというふうに思います。 2つ目の立体型模型でありますけれども、これはきょう一日といいますか、ことし一年間、佐伯画の問題でいろいろ武生市をにぎわしてきたわけであります。市長が本当に美術に目を向けてこられたということについては、真贋の問題とかいろいろ手続等不備な点はあったとしながらも、これだけ大きなものに取りかかってこられたということについては、私、もろ手を挙げて賛成をする一人でありますけれども、科学に対してどうも市長は目を向けておられないような、そういう気がするわけでございます。 やっと美術の方に目を向けてこられた。福祉の市長と言われた市長が美術の方にも目を向けられ、そして今度、今抜けてるのは私は科学の方にもう少し目を向けていただきたいなというふうに実は思うわけでありますけれども、そこまで大げさに考えなくても、この立体型模型というのはそう難しいものではないんです。市長が幾らぐらいの予算を考えておられるのか、私は知りませんけれども、実は先般、産経の行政視察で東京へ行ってまいりまして、東京の両国江戸博物館ですか、そこに行ってまいりました。もちろん仲間全部いたわけでありますけれども、その中にふんだんにミニチュアの模型があるわけでございます。余りそう大きくない施設設備であったわけですけれども、大変回っているともう本当に夢があるんです、おもしろいんです。そのミニチュアの模型のあるところについては、本当に人がいっぱい集まって、ほかの絵とかそういった資料なんかにはあんまり人は集まらないんですけれども、ミニチュアのところには非常に多くの人が集まっているということ。私はもともと模型が好きなものですから、非常に私も長時間そこで見ていたわけですけども、そういったものを取り入れていくという、これにぴっと私ヒントを得ましてきょうの提案につながったわけでございます。 ですから、先ほど市長は観光用というふうに言われましたけども、私は一言も観光用には言うてないんです。むしろ観光用じゃなくて学習用にそれを使いたいということでありますので、そういった施設というものはだんだん改良していってハイテク化にしていけばいいんです。私は、先ほど非常にハイテクとか、かなり偉そうなことを言いましたけれども、そういうものじゃなく、それは後から付加していけばいいんだろうというふうに思います。 ただ全員、やっぱりそういうものを俯瞰しながらそのものを判断することができる。将来はぱっとボタンを1つ押せば、第3次下水道計画の計画図がその模型上に出てくるとか。そういったことができるような装置を後で付加していけばいいんであって、そういうふうなものを場所は今ちょっとないもんですから、私は市民ホールの2階のホールあたりに、あそこへいすを置いて、談話室になっておりますけれども、ちょうどあのぐらいに置けるぐらいのものということで3000分の1と私は言ったんですけども。ですから、そういう3000分の1ぐらいだったら、かなり精巧なものが私はつくっていけば、それを見ながらいろいろな計画ができるのではなかろうかというふうに思いますので、こんないいアイデアは私はないというふうに自慢をしておりますので、どうかもう一度この点について御答弁をお願いしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 綿谷市長公室長。 ◎市長公室長(綿谷行慶君) まず、第1点目の方でございますけれども、ケーブルテレビの施設の運営等々、いわゆる今御指摘のとおり、民間主導型、あるいはまた行政主導型という2つのパターンがあろうかと思います。そういった中で民間主導型と、こういった形で先ほど三谷さんですか、ちょっと御指摘がありましたけれども、こういった形になってまいりますと、民間主導型という形になってまいろうかと思います。こうなりますと、どうしても民間主導でございますから、採算性が問われてくるということにもなろうかと思います。 したがいまして、そうなりますと、福井市の例でも御存じのとおり、個人の加入金でございますね、これがどうしても高くなってくるであろうということが予測されますし、もう一点は採算性ということから考えますと、DID地区、いわゆる市街地周辺といいますか、そこらあたりまでがエリアとしてしか考えられないのでないかというような2つの問題があろうかと思います。 また一方、行政主導型ということになってまいりますと、これは県内にも嶺南地区の方はおおよそこういった形で特別な財源が投入されまして、ほとんど個人の負担がないとまでは言えませんけれども、相当安い形で導入される。したがって、加入率も九十数%になってくると。しかも、全町、あるいは全市的にこれを行っているというような形になってくるわけでございます。 そこで、武生市の場合、民間主導、あるいは行政主導、いずれの形をとるべきか。また、財源的な問題も、これも考えていかなければならない。松任市の例を──最近ではございますけれども──ここと人口規模的には、武生市もよく似た人口規模でございますが、おおよそあそこで35億円かかっておるようでございますから、武生市では40億円を下ることはないんじゃなかろうかと。これを特定の財源なしでということになれば、いわゆるテレトピアの指定を受けてこなければならないと。 そのための作業を実は──2年間先ほど何もしなかったのでないかというような御指摘がございましたけれども、このテレトピアの指定をとり、NTTの無利子融資を受ける前段として、先ほど申しましたように地域情報化構想を策定をしたわけでございます。したがいまして、次のステップとして今申しましたように行政主導型の形でいくのか、あるいはまた民間主導型の形で進むのか、この検討が求められているわけでございまして、現在庁内の中には高度情報化研究チームというものが設置してございます。この中で十分検討を進めてまいりたいと、このように思っております。 次に、2点目の件でございますけれども、本当に議員御指摘の提案につきましては、夢のある御提案でございます。ただ私どもは、今御提案のそういった模型につきましては、初めてお聞きしたようなことでございまして知識がございませんので、今後研究をさせていただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 上田忠男君。 ◆(上田忠男君) 最後に確認をしておきたいと思いますけども、まだ本当にCATVについては、恐らく今の答弁から見ても、ほとんど何にも検討されてないんだろうというふうに思うわけであります。2年前には民間の方が声を上げられて、市長が積極的に接触をされたという経過があるわけであります。その市長が一言もお答えにならないということについては私は非常に残念なんですけれども、とにかく導入する気があるようなないような、そういう表現でございますけれども、ここでやっぱり明確にその辺の方向づけだけちょっともう一度お答えを願いたいということであります。これは市長の方からお願いをしたいというふうに思います。 そして、将来のマルチメディア社会に向けた人材育成について、やっぱり新年度、一つの組織上形としてあらわれるような検討するかどうか、この辺までひとつお答えを願いたいというふうに思っております。 それから、2番目の立体型模型でありますけれども、私は行政の中にも遊び心を持ちながら、そういうものをやっぱり研究をしていただきたいというふうに思っております。今、室長の方から検討するということでありますけれども、これをまた2年も3年もたって研究する。私は1億円以内でできると思うてるんですよ。それを2年も3年もかかって何も回答が出ないというんではどうにもなりませんので、私も議員になってから5年目でありますけれども、いろいろな提案をしたんですけれども、言いっ放しで大体終わってしまうというのが過去の経過でございます。本当に私の力のなさだろうと思うんですけれども、これはいつかはどうなったかという確認をこの壇上で、やっぱり行っていきたいというふうに私は考えております。 そういうことは別にいたしましても、私は結論はそんなに長く待つもんではないというふうに思っておりますので、いつごろまでに検討結果が出るのか、ひとつその辺の市長のお考え方を約束といいますか、していただきたいなというふうに思います。 以上であります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 小泉市長。 ◎市長(小泉剛康君) 私の方からCATVについてのやる気があるのかないのかという意思の御確認かと思いますので、その点について申し上げたいと存じます。 御質問の内容につきましては、先ほど公室長の方から申し上げたとおりでございまして、今庁内にありましてその検討委員会を設け検討いたしておるさなかでございます。ただ私は、CATVのあり方につきまして、2年前にお説のとおり、私もかなり積極的に御相談に乗り、また取り組みの姿勢を示した経緯がございます。それの一番の大きな目的は、情報化社会でございますので、特に早く、しかも適切な情報をより多く市民に提供するということと、もう一つは双方向性のCATVを導入することによって、福祉行政であるとか緊急事態の対応であるとか、そういう自治体の果たすべく役割というものもCATVの中では消化できるのではないかと。そういうようなことを期待をいたして取り組みの研究をさせていただいた経緯がございます。その中で今ほど室長も申し上げましたように、自治体が主導的にやる敦賀方式と民間サイドでやられます民放的な福井の方式がありまして、できることならば、前段のそうした方式がよいのではないかという検討も私なりにいたした経緯があります。 しかし、大変残念なことに事情がございまして、これはその話は中途で解消されたという経緯でございますが、私は今もって次の時代を背負ってくれる若い人たちが一番願っておりますのは、より多い情報を求めているという実態、武生に、この郷土に3チャンネル、テレビでいいますと教育テレビを入れて4つでございますか、北陸テレビを入れて5つでございますか、それだけで満足をしていないというような若者のニーズを考えますときに、そういう情報化社会に対応するべく姿勢は示さなけりゃならないということから、今ほど室長が申し上げましたように検討委員会を設けながら、情報化構想の策定をさせていただいた経緯がございます。 したがって、これからさらに突っ込んだ研究をさせていただきながら、そういう体制づくりをしていきたいと思っておりますので、基本的には取り組みをしたいという気持ちを持って委員会等も持っておりますので、さよう御理解をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(井上幹夫君) 綿谷市長公室長。 ◎市長公室長(綿谷行慶君) 先ほど御答弁させていただきましたように、御提案の件につきましては、私どもは全くその知識が現時点ではございません。したがいまして、まずは私どもにその研究する、勉強させていただく時間をいただきたい、こういうことでひとつ御理解をいただきたいと思います。  ================ ○議長(井上幹夫君) 本日はこれをもって延会いたします。 次会は明8日午前10時から再開いたします。        延会 午後4時57分〔 参 照 〕┌─────────────────────────────────────────┐│            予   算   付   託   表            ││ 総 務 委 員 会                                 ││  議案第84号 平成6年度武生市一般会計補正予算(第2号)           ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳入全部                                ││     歳出第 1 款 議会費                          ││       第 2 款 総務費(ただし1項12目消費者行政費、同項18目菊トピア ││           推進費、3項戸籍住民基本台帳費及び7項1目都市安全費を除く)││       第 9 款 消防費                          ││       第12款 公債費                          ││       第13款 諸支出金                         ││   第2条(地方債の補正)の第2表地方債補正                  ││                                         ││ 教育厚生委員会                                 ││  議案第84号 平成6年度武生市一般会計補正予算(第2号)           ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 2 款 総務費中1項12目消費者行政費、同項18目菊トピア推進費、││           3項戸籍住民基本台帳費及び7項1目都市安全費        ││       第 3 款 民生費                          ││       第 4 款 衛生費                          ││       第10款 教育費                          ││  議案第88号 平成6年度武生市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)     ││  議案第90号 平成6年度武生市老人保健特別会計補正予算(第2号)       ││                                         ││ 産業経済委員会                                 ││  議案第84号 平成6年度武生市一般会計補正予算(第2号)           ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 5 款 労働費                          ││       第 6 款 農林水産業費                       ││       第 7 款 商工費                          ││       第11款 災害復旧費中1項農林業施設災害復旧費           ││  議案第89号 平成6年度武生市農業共済事業特別会計補正予算(第1号)     ││  議案第91号 平成6年度武生市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)   ││                                         ││ 建 設 委 員 会                                 ││  議案第84号 平成6年度武生市一般会計補正予算(第2号)           ││   第1条(歳入歳出予算の補正)の第1表歳入歳出予算補正            ││     歳出第 8 款 土木費                          ││  議案第86号 平成6年度武生市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)   ││                                         ││ 環境整備特別委員会                               ││  議案第85号 平成6年度武生市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)     ││  議案第87号 平成6年度武生市下水道特別会計補正予算(第2号)        ││  議案第92号 平成6年度武生市水道事業会計補正予算(第2号)         ││  議案第93号 平成6年度武生市ガス事業会計補正予算(第1号)         ││  議案第94号 平成6年度武生市工業用水道事業会計補正予算(第1号)      │└─────────────────────────────────────────┘           一 般 質 問 発 言 通 告 要 旨 一 覧 表                         (平成6年第6回武生市議会定例会)順位通告者発 言 の 要 旨答弁を求める者1玉 村 正 夫1 新年度予算編成について 2 学校5日制について 3 「佐伯作品」展示美術館問題について 4 老人保健福祉計画の実施について市長 教育長 関係部長2芦 田 盛 治総合福祉の推進について市長 関係部長3上 田 忠 男1 CATV(ケーブルテレビ)について 2 市内立体模型地図の設置について市長 関係部長4前 田 修 治1 「行革」地方分権による地域保健法と自治体の負担について 2 予防接種の制度変更に伴う市の対応について 3 都市公園の施設整備について市長 関係部長5福 田 修 治PL法設立(6月)に伴う市の対応について市長 関係部長6蔭 山 千代治1 武生のイメージアップと地域活性化について 2 菊人形事業の今後の方針について 3 農業政策に対してのビジョンと武生市の農業対策について市長 関係部長7吉 田 津 義交流活動の展望について市長 教育長 関係部長8関   正 美市民サービスに徹する行政を(行政の刷新を)市長 関係部長9増田 太左衛門時代と地域を見据えた町づくりについて市長 関係部長10池 田 芳 男1 いじめ問題について 2 公共施設等の電気基本料金契約の見直しについて市長 教育長 関係部長11道 上 利 美1 地方分権と行政改革について 2 地場産業の育成と市街地の活性化について市長 関係部長...